庭物語

庭に咲くハーブや草花の様子を綴ります。
管理者はミントです。

「モチモチの木」と「花さき山」

2010年10月01日 | 
久しぶりに暑いと感じる一日になりました。気温は23度が最高、雨降りの寒い日が続いたのできょうはうれしい天気です。

先日拾ったトチの実を焼酎に浸けて痛み止めの塗り薬を仕込みましたが、実を割ったり、ホオズキを入れたりしながらふと思い出した本があります。
買ってから30年にもなるので何故あの頃買ったのか思い出せません。
確か友人と同じものを一緒に買った記憶があるので作家と挿絵画家のコンビやお話の内容が気に入って買ったのだと思います。


ご存知の方もたくさんいらっしゃるでしょうね。

「モチモチの木」斎藤隆介・作 滝平二郎・絵
じさまと峠の小屋に二人で暮らしている5歳の豆太、とても臆病者なので夜中に一人で外にあるトイレに行けません。
真っ暗な外には両手を広げて襲いかかってくるおばけのようなモチモチの木がそびえているからです。
そんな弱虫の豆太がある晩の出来事で大変身、勇気のある子供が一度だけ見られる神様のお祭りを目にするのです。
モチモチの木、とはトチの木のことです。


「シモ月二十日のウシミツにゃァ、モチモチの木に ひがともる。」じさまのことばにとても無理だとあきらめて早々寝てしまった豆太がなぜモチモチの木に灯った火を見ることになったのでしょうね・・・



「花さき山」斎藤隆介・作 滝平二郎・絵
10歳のあやが一人で山奥に山菜を採りに出かけて出会った山ンばが、山一面に咲いている花がどうしてこのようにきれいに咲いているのか聞かせるお話。

「この花は、ふもとの 村の人間が、やさしいことを ひとつすると ひとつさく。」
そう言ってあやの足元にきのうあやが咲かせた花の話をします。

子供向けのおはなしではありますが、久しぶりに本棚から取り出して読んでみたらやはりジ~ンとなりました。
おはなしと切り絵がすばらしくマッチしているんですね。
優しい心ってむずかしいけど時々思い出さなくてはいけない心なんですよね・・特に私みたいなおばさんは^^;

子供たちにも何度も読んであげたはずです、いたずら書きや破れたところもありました。
うちの子供たち、覚えているかな。
コメント (2)
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