妻はアルツハイマー型認知症だった 介護終了・・・介護者のゆくえ

妻は入居中の特養で平成28年6月4日最重度の段階で永眠しました
妻の遺言を一生忘れないで生きていくつもりです(秘密)

介護日記・暑いのに窓を閉める理由

2011-11-08 22:12:20 | アルツハイマー型認知症

アルツハイマー病の妻 現在 要介護5で老健に入所中です

要介護2で 特養のデイを利用していた時の記録です。

介護体験の記録をたどってみます。

当時の行動と、その時の思い、6年後の今の心境とを比べてみます。

 

平成17年7月20日(水)

特別変わった行動はなかったですが、

窓を閉めてしまう。

私が開ける。

また閉める・・・・また開ける・・・・の、繰り返しです。

これには参ります。

 

本人は「暑い 暑い」と言ってます。

 

振り返って

妻には暑いから窓を開ける、という連続した思考が組み立てられない。

妻は、開いている窓は必ず閉めるものと、頭でインプットされている。

ですので、いくら丁寧に、優しく説明しても理解できません。

 

以前、書きました Tシャツのうえに重ね着 してたので

「暑いから脱ぎな」と言っても脱がなかったのと同じです。

 

当時、私がこの事が理解していれば介護が、もう少し楽だったのに、と思います。

介護者は、認知症の理解が大切だと思います。

 

「知は力なり」という言葉、身をもって体験しました。

 

施設からの便り

今日は、少し朝から表情がさえず眉間にしわを寄せ、バッグの中から

黒糸を出し 「からまって困ってるの!」 と、必至にほどいていました。

他の人が、お手伝いをしていても「わたしもやる?」

というのでなくバッグに夢中でした。



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