妻はアルツハイマー型認知症だった 介護終了・・・介護者のゆくえ

妻は入居中の特養で平成28年6月4日最重度の段階で永眠しました
妻の遺言を一生忘れないで生きていくつもりです(秘密)

グループホーム入所中の回顧③

2012-04-25 00:10:04 | 介護家族

今 中学2年の孫娘が 小3の4月のとき。

息子と孫娘と二人で グループホームへ面会に行ってきた。

 

孫娘は帰ってくるなり 満面の笑顔で 上着の右ポケットを 大事そうに手で押さえて

私に ばあちゃんに 「おみやげもらってきた!」 と言って これ以上ない満足感の

笑顔だった。

 

少し間をおいて 「なにもらってきたの?」 と訊くと

ポケットを強く押さえて 「紙もらってきた!!」 と言ったのです。


私は この時 胸が詰まって これ以上何も訊けなかったのです。

 

妻は 家にいても デイサービスに行っても トイレットペーパーを

何時間もいじっていました。

 

グループホーム入所後は 施設の方針とかでトイレットペーパーは

取り上げられて 使用時に必要量だけ与えられていた。


妻にとっては片時も手放せない 必要不可欠の物です。

宝物です。


孫娘は ばあちゃん から トイレットペーパーに包まれた 「真心」 

おみやげに貰ってきました。



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