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妻はアルツハイマー型認知症だった 介護終了・・・介護者のゆくえ

妻は入居中の特養で平成28年6月4日最重度の段階で永眠しました
妻の遺言を一生忘れないで生きていくつもりです(秘密)

デイに持っていく物の用意をしています

2011-12-08 00:13:08 | アルツハイマー型認知症

アルツハイマー病の妻 要介護5で老健に入所しています

6年前 特養のデイを利用していました。その時の日記です(要介護2)

平成17年9月1日(木)

いつも、6時前からカバンいじりの音で目が覚めていたのが

近頃は慣れたせいか、孫の声で起きるようになりました

 

相変わらず、デイの迎えが来られるまでカバンをいじってます

タオルの数を少なくしておくと、トイレ・洗面所のタオルをかばんに

入れてしまいます

 

施設からの便り

今日は、いつも過ごしている部屋の目の前の畑でとれたトウモロコシを

皆で頂きました

 

見た目はイマイチなんですが、味はばつぐんでした

最近、こちらで怒ることが多くなってきたようです

 

振り返って

デイに持っていくものをカバンに入れるのですが、カバンの中身は

鉛筆 ボールペン 箸 歯ブラシ 合計20本位 石鹸箱その他トイレットペーパー

タオルが数枚

カバンはハンドバッグより少し大きめのもの、これにギッシリと

これ以上入らないくらい詰め込みますのでタオルを減らしてみたら

やはり、ギッシリしないと気がすまないようです

デイの車が来られると待っていたかのように乗り込みます

 

着替えの衣類は、別の袋で直接職員さんに渡していますが

一度も気づいていません

 

妻のアルツハイマー病の周辺症状(中核症状?)は目に見えない

事象を、思考する 想像する 能力が働かないのです

 

実験したことがあります

紙幣数枚と 硬貨20個くらいを財布に入れて毎日並べて数えていました

が、直ぐに痛んで使えなくなるので紙幣を抜いてみました

あれ程、毎日紙幣をいじっていたのに無いのに全然気付かないのです

 

これから6年後の今日、施設に食事介助に行ってきました

話すことは全く出来ません

食事は全介助です

10日ほど前、おにぎりを手に持っておいしそうに満足そうに味わってたべていたのは

なんだったのか

夢ではありません

ちゃんと職員さんが撮ったA4番の写真が今手元にあります

今、見ています

認知症でも希望がもてます