への次郎が行く

カメラと地図を片手に気ままに出かけます。

春蔵開きに行きました 中島醸造

2023年05月08日 | 遠出

奥さん  今ごろ酒蔵開放だって

への次郎 えっ? ほんとだ! 今日までだって、行かなきゃ!!

 

JR中央線瑞浪駅で電車をおりて、とことこ歩いて行くと、土岐川に出ました。対岸には、見覚えのある建物です。

黒壁に「始禄(しろく)」の文字。そうです、桜を見に来た時にあった黒壁の変形5階建ての中島醸造です。

 

入口にやって来ました。立派な門ですね。その左に、

受付があって、100円券10枚つづりを買い、お酒リストをもらいました。

 

奥さん  あっ! もう呑んでいるよ!

への次郎 えっ!? まだ、オープン前じゃない!

 

中庭のエノキの大木の下、すでに呑み助に占領されていました。

出遅れました。しかたなく大木の下を諦め、建物の軒下に陣取りました。

 

態勢を整えたあと、歩き回って、発見!

テントの下に、ずらっと並んだお酒。

手前7種類はリキュール、あちら11種類は日本酒。日本酒は、ほとんど純米吟醸で一杯100円。ただし一番向こうの純米大吟醸瑞ノ盞(みずのうき。4号11000円)のみ200円。

 

さっそく100円券を渡して、純米吟醸あおいとあかね(4号1800円)をいただきました。

銀髪スタッフが口切についでくれて、

とっとっとっとっ、こぼれるよーっ!

 

こぼさないように、ちびちびやりながら陣地に戻って、

はい、呑み助にカンパ~イ!

 

お酒をじっくり味わいながら、持ち込んだ柿の種をぽりぽり。一種類、また一種類と飲んでいきました。同じ純米吟醸でも、味にかなり違いがありましたよ~。

 

ここでちょっと一服、呑み助たちを観察しました。

この一角の皆さん、味わってますね~。

テーブル右側のお酒、事前予約の六種六杯(500円)です。

 

こちらさん、ワンテーブルワングループですか? それともここで初合流?

 

こっちはおつまみがテーブルいっぱいに広がっていました。一つ、ぱくっ!

 

試飲を再開し、お酒をついでもらったついでに、会場内をちと偵察しました。

こちらはお酒販売コーナー

こちらの創業は、江戸時代中期の1702年(元祿15年)。当時かから造られているのが始禄。今世紀に入って造られ始めたのが小左衛門(こざえもん)。今は後者が中心のようですね。

 

こちら、ホットドッグ屋さん。

一つ、ちょうだい

話を聞くと、1年後に中島醸造内にカフェ・シロクをオープンするそうです。

 

柿の種、ホットドッグをあてに純米吟醸を次々と飲んでいき、ついに最後の純米大吟醸。

ついでもらって、口を近づけて呑んでみると、

ん?

旨味のある複雑な味。でも、純米吟醸との価格差ほどの違いがあるのかどうか…。

 

呑んだなぁ~

気づくと、陣地の近くに仕込水

一杯ついで、近くの屏風山から流れてくる伏流水を、ゆっくり胃袋に流し込みました。

 

さぁ、帰ろうか

ゴールデンウィークを〆るにふさわしい春の宴を切り上げ、腰をあげました。

帰り際にもう一度、中庭の大木の下を確認したら、

完全に呑み助の解放区になっていました。

 

への次郎 「あばよ!! 小左衛門!

奥さん  「やめてよ! 酔っぱらった?

 

老兵二人、お土産に買った4合瓶をぶら下げ、駅までとぼとぼ帰って行きました。