旅行作家の茶屋次郎(橋爪功)は、知合いの副編集長・山倉晋吉(角野卓造)から、カメラマン見習いの吉村里美を紹介された。
次郎は里美と長良川の取材に出かけたが里美が姿を消し、やがて睡眠薬を服用した状態で、刺殺体の男と共に発見された。捜査の結果、男は岐阜県関市の料理屋・川野屋の主人・川野一彦であった。
次郎は陣中見舞いに来た山倉と共に関市に向かい、聞き込みをした。その結果、4年前に事故死した関市の川野友香という女性が吉村里美と瓜二つであること、川野一彦は川野屋の婿であることが分かった(テレビ東京『旅行作家・茶屋次郎2』2002年)。
【映像】吉村里美に関する聞き込みを終えた次郎と山倉は、鰻屋にやってきます。
【現在】こちらは岐阜県関市にある鰻の名店・辻屋(つじや)。2年前に建て替えられ、味のある外観は変わっていました。
【映像】二人は鰻を食べながら、聞き込みから得られた情報を整理します。
【現在】次郎の丼に、焦げた鰻の尻尾が見えます。二人が注文したのは上丼のようです。
【映像】鰻を食べた二人は、4年前に事故死した川野友香の実家(刺殺された川野一彦の家)に向かいます。
【現在】この橋は、関市にある鮎之瀬橋です。
【映像】二人は友香の姉に友香が亡くなった事情を聞こうとしますが、追い返されます。
【現在】こちらは料理屋さんではありませんでした。
【映像】追い返された次郎と山倉は、川の対岸に鵜飼い関係者がいることに気づき、対岸に向かいます。
【現在】この川は長良川。向かいは、関市にある小瀬(おぜ)鵜飼いの乗船場でした。
【映像】二人は鵜飼い舟の人から、4年前の川野友香の事故死について聞き込みをします。
【現在】手前の舟は鵜飼い舟、後ろの舟は観光舟。背後の橋は鮎之瀬橋です。
二人はここで、川野友香の事故死は事故死ではなく、橋の上から飛び降りた自殺だと聞きます。さらに川野屋から死者が出たのは、これで三人目だとも聞いて、二人は驚きます。事件は複雑な展開を見せ始めます。
最後に地図で位置関係を確認します。
赤い印が鰻の辻屋、赤い〇が長良川に架かった鮎之瀬橋です。