への次郎が行く

カメラと地図を片手に気ままに出かけます。

信州の古い町並みと新そば 柳町

2022年11月06日 | 散策

そばを食べに、小諸から上田に移動しました。

途中検索したら、上田駅の北側に信州屈指のそばの名店があり、そこに行くことに。

 

近くまでやって来て、徒歩で近づくと、

旧北国街道柳町の看板発見。そば屋はこの通りにあります。歩いてみました。

北国街道は江戸時代、軽井沢近くから、新潟湊を結ぶ幹線道路として整備されました。

 

が生えていたから、柳町。当時は商家が軒を連ね、大いに栄えていたそうですよ。

ちょっと先に見えるのは、

 

亀齢」の醸造元岡崎酒造でした。

 

その先には、森文というカフェ。ランチでしょうか、若いカップルが出てきました。

さらに向こうには、

 

ありました六文銭の暖簾。ここは真田の城下、六文銭は欠かせませんよね。

こちらは、スイーツのお店のようです。

 

なんとまぁ、複雑な屋根!

焼き鳥屋さんのようですね。

 

うだつに絡まった赤い蔦

信州では、建物に絡まった蔦をよく見かけました。

 

ここです、そばのおお西

 

ラストオーダーが近かったので、急いで入店したら、

新そば」の貼り紙の横に、長さが1mはあろうかという大提灯

存在感、半端なし!

 

どこかで見たよな…、と考えていたら、思い出しました。

ここ、さすらい署長風間昭平のロケ地だ!

 

家に帰って確認したら、ほら。     (『しなの千曲川殺人事件』より)

さすらい署長が上田中央署に赴任した際、歓迎会が行われたそば屋でした。

 

で、への次郎は署長たちが食べた更科そばを注文(1650円)。

こちらの更科は、お湯ではなく水捏(こ)。これが打てるのは全国で数人とか。

 

奥さんは、店主が考案し、この店イチ押しの発芽そばを注文(1650円)。

発芽させたそばの実を使うことで、そばの甘味が増しているそうです。

 

ついでに山採れのヤブタケの天ぷらも(1100円)。

昨年は不作だったようですが、今年は採れたんですね、信州の秋の味覚。

 

80歳を超えた店主曰く、「そばの香りはうち手の力ではどうにもならない。しかし、甘味と歯ごたえは、うち手の力で如何様にもなる」。

なるほど! 今まで食べたそばとは別物だ

店主の言葉が実感できた新そばでした。

 

店を出てきたら、軒下に干し柿。その隣りには、

えっ?! 兵馬俑じゃない!

何冊もの著作を持ち、そばの研究に熱心な店主、こういう趣味もありましたかぁ…。

 

おお西の横を見ると、

保命水という井戸水が出ていました。その先は、

 

旧北国街道が、さらに続いていました。

通りとして整備されているのは、このあたりまでだなぁ

と、夫婦で話していたら、急に孫のことが気になって来ました。

 

散策はここまでだ

急いでインターに向かいました。