
今日は、午前中、カエルのプラケースをせっせと徹底的に掃除しました。
カエルたちは、掃除の時に脱走することが多いので、いつも気が抜けません。モリアオガエルとシュレーゲルアオガエルは、おっとりしているので手に取ってもそのまま大人しくしていますが、カジカガエルとアマガエルは、隙あらば指の隙間から滑りだそうとするので、分かりやすいようにプラケの下にバスタオルを敷き、逃がさないように一時避難用のプラケに移します。
掃除し終わっても、再びセッティングしたプラケに再度お引っ越し。全部移し終えて点呼して、ようやくほっとします。
カエルのプラケの掃除が終わり、ニホンヤモリのプラケに霧吹きして、植木鉢のかけらの中に潜り込んでいるのを懐中電灯で照らして、「元気か~い?」と見ると、ヤモリの体に、まるでタラコの粒をまぶしたような、赤味がかったオレンジ色の粒が、点々とついているではありませんか!
一瞬息を呑み、すぐに以前ネットで見た、ダニの一種に違いないと確信。
検索して、ヤモリに寄生する「ヤマトヤモリダニ」という吸血ダニだと確認しました

幸い、ここに駆除方法も見つかったので、早速駆除~

http://allabout.co.jp/gm/gc/69897/3/
ふむふむ、水200ccに食酢5ccを加えて、それに泳がせ、ぬるま湯で洗う…と。
ん?我が家では、酢が苦手な旦那とちび太の為に、常備してある酢はミツカンの「やさしいお酢」…。よく見れば、調味料や食塩など、いろいろ入ってる!爬虫類を沐浴させるなら、余計なものは入って無い方がいいよね?
ということで、急遽、近所のスーパーに飛んで行って、添加物の入っていない純米酢を購入。
ヤモリを1匹ずつ捕まえてゆるゆると酢水に泳がせてみました。
…ちょっとは取れてる?でも、あっちこっちにまだついてる。
仕方なく、針で一粒(?)づつ除去する作業を、延々、3匹順繰りに。
ヤモリは、歯が無いので噛みつかれても全く痛くありません。が、顎が華奢にできているので、噛みついてヤモリの方がアゴを骨折してしまうこともあるとか

それが怖くて、今まで家族全員、眺めるだけで手で掴んだことはなかったというのに、今、じたばたするヤモリを掴み、針でちょいちょいとダニをほじくり、指をガブガブ噛まれているわたし…

あう、あう…。
緊張とショックでヤモちゃんズが死んじゃったらどうしようと、びくびくしながらの作業で、取り終えてぬるま湯でゆすぎ、新しいキッチンペーパーを敷いた新しいプラケにそっとヤモリを放しても、ヤモリも硬直した状態で、本当に死んでしまったんじゃないかと、怖かったです。
それでも、しばらくしたら徐々に普通の動きに戻ってくれたヤモリたち。
ダニの発生は、不潔な飼育環境のせいだとか。
カブトムシなどの昆虫用の腐葉土を敷き、糞も土に還るだろうと、そのままちょっとずつ足すだけで底材を取り換えずに飼い続けた、無知の為せる結果でした。
今回のことをきっかけに、飼育環境を見直して、二度とこんな目にあわせないようにします

ごめんよぅ、おとっつぁん、おっかさん、しっぽないちゃん(ヤモリたちの名前)




赤ちゃんヤモリの、チビ君とチョロ君は、無事でした。
こちらは元々キッチンペーパーを取り替えながら飼っていたので、セーフだったみたいです。
本当に、肝が冷えた一日でした。
初めて知りました。
しかし、ダニを一匹ずつ針で除去する作業・・・。
想像しただけでとっても疲れちゃいますね。
お疲れ様です。
ヤモリちゃん達もほっとしたでしょうね♪
娘と二人、3匹のヤモリのダニ除去をした後には、眼精疲労状態でした(T_T)
両生類には、こういう寄生生物はいないのかしら?
いや~、ダニ、おそるべしでした!