園芸歳時記 akanegusa

日常で気付いたことや出来事を思いつくまま書いてます。

「出口のない海」を観て

2006-09-20 | Weblog
山田洋次・冨川元文が脚本ということで
観に行ってきました。
冨川さんというと、小学校の美術の先生をしてらした時に
叔父が同僚でした。
叔父の結婚式にいらしていた時に
同僚の方々と「バラが咲いた」を歌ってました。
その時、突然、旋律だけの譜面を頂いて
私に伴奏をして欲しいと頼まれて。
アドリブで、伴奏をした覚えがあります。

「出口のない海」は
太平洋戦争の末期に人間魚雷「回天」に乗り組んで
敵艦に突撃していった、若者達のお話です。
当時国民は、お国の為に死ぬ事が当たり前で
それがカッコイイ生き方と、国家に洗脳されていました。
心の底では「死にたくない」と思っていても
そんな事を言うことさえ、許されなかった時代です。
今でこそ戦争を反対することは誰でも出来るはずです。
いや、支配者の下で、蹂躙されている人は、出来ないけど・・・。
戦争で、突撃して桜のように散っていさぎよく死ぬ勇気より
反対する(戦争に加担しない)勇気の方が、カッコイイと思います。

カッコイイとかワルイの問題じゃないのですが。
そーういう意識を利用するのですね、支配者は・・・。

戦争をしたがる人たちは
敵が攻めてきたら、なんておっしゃいますが
その敵だって、家族も恋人もある人間じゃありませんか・・・。
そんな言葉に騙されないぞ!

今の時代は
武力なしで、どうやったら、人間が助け合って
豊かで幸福に生きていけるか、世界中で真剣に考えなくては
人類は破滅の道へ進んでいってしまうのです。

そんな事を考えさせられました。