思えば「脱・下請け」から始まった!山ちゃんのレントラ的言いたい放題

函館出身の代表がレントラ便の普及と、公共インフラとしての使命感を強く持って想いのまま綴ります

「 志 」

2010年06月09日 | Weblog
本日の日経本誌の夕刊、佐藤洋二郎氏の「さらりーまん生態学」を読んで以下抜粋。




『政治の経済も不安定な時代になって久しいが、この国の代表者たちは、どういう志で政治をやっているのかと思う』


中略


『国家が安定していないと私たちが少々がんばっても、みな駄目になってしまうということは、戦前のことを思い起こせばすぐにわかる。』


中略


『・・・昔の政治家たちは、どういうふうに社会と接していたかと思ったからだ。彼らは凶弾や暴力に怯まず、主義主張や信条のために立ち向かい、世の中をいい方向に導こうとしている。
「義」も「侠」もあるのだ。
今日、七百二十余名もいる議員の中に、どれだけ似た志を持った人がいるだろう』


後略







読み終わり、漠然と「政治家=侍」を連想してしまいました。

しかし、侍を彷彿とさせる政治家はごくわずか。

人数が多すぎて、質の低下を招いていることも否めません。



侍つながりで話を引っ張りますが、「サムライブルー」と言えばサッカー。

ニッポン代表の野球やサッカーを「サムライ」絡みで呼びますが、違和感を感じてなりません。

最近のニュースでもよく練習風景が流れますが、ニヤニヤ会話をしながら取り組む姿勢は、

緊張感を全く感じません。負けてもそれで終わりですし。

それに対し「サムライ」は、「練習=修行」「負け=死」。当然気合が入り、覚悟も違います。

ニッポン人だからと言って、サムライに例える妙で安易な感覚は・・・です。

ニッポンの国技である相撲でさえ、外国人力士が花形になった近年。

国技がサッカーである外国に、今のニッポンの「志」では勝ち抜ける訳ありません。




政治もスポーツも経済(企業)もすべて、確実に世界の中からゆるやかに埋没(落ちて)しかけている現実。

深刻な危機です。いまだニッポンの未来は見えません。



そして、日々の生活に追われていると、なかなか危機が危機として実感(捉えられない)できないことも事実で、実はこれが本当の恐怖なのですが。