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冬春夏秋

ま、どーでもええことなんですけど.

2007-05-25 11:50:06 | 音楽

(GR DIGITAL)

そのアルプス交響曲には"滝"の描写がある。僅か9秒間ではあるが、音楽でまさしく滝を表している。滝の上から降りそそぐ水しぶきを浴びるがごとく。

描写音楽の大家、R.シュトラウスならではだ。

アルプス交響曲

2007-05-20 12:09:52 | 音楽
(RR30)

朝比奈隆さんが遺した数々のCDのなかで、今、最も好きでよく聴いているのは"アルプス交響曲"だ。これは、大阪フィル、フェスティバルホールでの実況録音盤なのだが、とてつもなく素晴らしい演奏だと思う。

この収録日の2日後だったろうか、民音主催の演奏会に私は立ち会っている。
座席は2階の最前列。雲の上から壮大なアルプスを眺めているような夢心地であった。

蔡依林

2007-05-12 11:24:02 | 音楽

(GR DIGITAL)

蔡依林のベスト3は。

開場白
始作俑者
最終話

だろう。いまでも通勤時には欠かせない。

だが、MVには大きく抵抗がある。あまりにも妖艶はなはだしく、こわくなるのだ。

エネスコ

2007-04-15 11:28:22 | 音楽

(GR DIGITAL)

エネスコのヴァイオリンソナタ第2番、第3番。曲想がいたって地味であり、ノスタルジックであり、エキゾチックである。一度、ルーマニアに行ってみたい。

アデリーナ・オプリーン(Vn)/ジャスティン・オプリーン(p) [HELIOS CDH55103]

シューマンの雲

2007-02-16 15:57:56 | 音楽

(GR DIGITAL)

ロベルト・シューマンの曲を聴いているとき、いつも頭のなかに思い浮かぶ光景は暗い雲だ。どんよりと垂れこめた、今にも雨が落ちてきそうな雲。強風に煽られてどんどんやってくる。

ひととき、雲が切れ一筋の陽光が地面に届くが、そのうちまた厚い雲に覆われる。

空虚な明るさを拒絶した音楽。これがシューマンの魅力だ。


ソプラノ・リサイタル

2006-11-11 21:31:30 | 音楽

(GR DIGITAL)

昨日は現在オランダに拠点を置いて活躍中の中村恵理さんのソプラノ・リサイタルに行ってきました。私にとってオペラは右も左も分からない世界ですが、きれいで安定感あるしっかりした歌声に魅了されました。
なかでも、マスネ/歌劇「マノン」より アリア "さようなら、私たちの小さなテーブルよ" は、しっとりと歌い上げられ素晴らしかったです。
[10 Nov. 2006/みつなかホール]

海外クラシックコンサート

2006-02-05 10:50:06 | 音楽

さきほど新聞のラジオ番組欄を何気なく見ていたら、

「海外クラシックコンサート ・・・・ 話・金子建志」 の文字が。

NHK-FMで金子建志さんの解説を聴けるのは何年ぶりだろう。

演奏曲のある部分をいろんな演奏者のCDを流して比較する解説は、とても面白くて毎回「ホー」とか「へぇー」とか感心しながら聴いたものだ。特にブルックナーの解説は本領を発揮されていた。しかも少し低音であっさりめの語り口は男からみても魅力的。

本日15時~18時。ブラームスの交響曲第2、4番がメインのようだ。

何時間聞けるか分からないが、今からすごく楽しみだ。

ウィーン楽友協会ホール

2006-01-03 00:02:54 | 音楽

1月1日といえばクラシックファンの注目はウィーンフィルのニューイヤーコンサート。しかしながら、曲目はヨハン・シュトラウスのけだるいポルカがメインで生中継でも見る気がしない。下品なお笑い番組のほうがまだマシだ。

とはいえ、ムジークフェラインザールには2回行ったことがあって「ニューイヤーコンサート」と聞けば思い出さずにはいられない。

それは2年前の3月。サバリッシュ指揮のドボルザーク/スターバト・マーテルを当日券の立見で聴いた。当日券を入手出来て「ラッキー」と思ったが、ホール後方の窮屈な立見場所には日本人観光客ばかり100人はたむろしていた。余程のことがない限りお金を払えば入らして貰えるみたいだ。だが、人いきれですごく暑い中、こんな端っこの場所では響きも最悪で演奏を楽しむどころでは無く皆ぐったりして聴いていた。まあ、仕方ないですね。

美貌ヴァイオリニスト

2005-09-30 00:44:20 | 音楽
過日、近所のホールで何年か前にチャイコフスキーコンクールで優勝した某美貌ヴァイオリニストのリサイタルがあった。

『本番前のリハーサルが終わってその美貌ヴァイオリニストは休憩がてら、近くのレストランで食事をとっていた。
たまたま、そのリサイタルを聴きにきた男性ファンはそのレストランで美貌ヴァイオリニストに偶然逢った。
そして、千載一遇のチャンスに思い切って一言二言会話をかわした。』

という状況をリサイタルが終了後、最寄駅に向かう途中、男同士で話していたのを小耳に挟んだ。

恐らく、その美貌ヴァイオリニストと会話を交わした男性はリサイタル中、席に座りながらその1~2時間前の出来事を思い浮かべ到底演奏に集中できなかっただろう。というか、その日の晩もコーフンで朝まで寝付けなかったに違いない。

ほんとに羨ましい限りである。

兵庫芸術文化センター管弦楽団

2005-07-20 00:01:54 | 音楽
今秋、兵庫県西宮市に創設される兵庫芸術文化センターの専属管弦楽団の名称が「兵庫芸術文化センター管弦楽団」とこのたび決定したらしい。

そのまんまやんか。。。

しかも長ったらしくて呼びにくい。

まあ、オケは普通、大フィル、N響など適当な短縮形で呼ばれるのだが、皆さんどう略すんだろう。

兵管、兵芸管、兵芸文セン管、芸セン管、芸セン・・・ゲーセン?  
文セン、ブンセン・・・佃煮でっか?

数の風景

2005-06-12 14:22:37 | 音楽
三重県の工場敷地で男性遺体見つかる 男2人の供述通り (朝日新聞) - goo ニュース

この事件をニュースで聞いた時、松本清張の小説 『数の風景』 を思い浮かべ寒気がした。

内容はブルックナーの逸話に基づいて物語が展開をみせる、という特異な作品だ。

最後の場面では出雲の工場の敷地から殺された遺体が。。。。


松本清張とブルックナーはともに文体、流れが重たさ、ねちっこさという点で全く似通っている。
と常々思っていた。

松本清張の文体を音符に変換するとブルックナーの音楽になる。強引だがそう思う。(笑)

以前は両者の作品を好んで読み、聴いていた。

で、あるとき偶然、松本清張が『数の風景』 の中でブルックナーについて書いているのを読んで何か因縁を感じた。


写真はブルックナーゆかりの聖フロリアン修道院である。




ブルックナー

2005-05-04 01:05:14 | 音楽



ブルックナーの交響曲でいちばん人気のあるのは恐らく8番でしょうか?
私はこの8番が苦手です。まず、全楽章が長すぎる。終楽章が盛り上がりそうでフッと緊張感が無くなったり、よく分からない部分が多い。5番のように螺旋状に盛り上がってゆき最後に大爆発するという分かり易さに欠けるのが・・・。

一番好きなのは2番です。ちょっと偏屈ですかね。
まずこじんまりまとまっているのがよろしい。大体1時間くらいでしょうかね。それで、1楽章はメロディが乾燥してて今の季節のように爽やかやし。2楽章は夕暮れの田園風景を想わせるようにのどかですし。3楽章はトランペットがパラパッパ・パ・パ・パ・パーとかなり壮麗で。続く終楽章は第1主題の荒々しさと、とっても美しい第2主題の対比がいい。コーダに向かって大波が段々大きくなって最後にザブ~ンとハジけて終わり。拍手




思い出の朝比奈隆さん

2005-02-26 15:22:16 | 音楽



そのときの演奏会のちらしです。

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日時 1979年5月17日(木) 午後6時30分開演
会場 神戸文化ホール大 
曲目 ブルックナー 交響曲第7番
   メンデルスゾーン バイオリン協奏曲
独奏 バーツラフ・フデチェック
指揮 朝比奈 隆
演奏 大阪フィルハーモニー交響楽団
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ブルックナー初体験の演奏会でした。
第1楽章のコーダにおける時間が10倍にも感じられた悠久たる演奏は圧巻でした。
ステージから5列目くらいの客席で、心臓がドキドキしながら聴いていたことを今でもはっきり覚えてます。

ある楽譜

2005-02-21 06:50:18 | 音楽



これはロシアの作曲家であるセルゲイ・プロコフィエフのヴァイオリン協奏曲第1番のスコアです。
この曲は彼が26歳という若い時に書いたのですが、ほんとうに美しい作品ですね。私は数々のCDを聴きましたが、一番気に入ってるのはヴェンゲーロフ&ロストロポーヴィチ指揮の演奏です。
このスコア、数年前にその美しさの秘密を探ろうとして買ってみたものの、近代曲らしく中高校までの授業では習わなかった難解な記号や指示満載で音楽学的には今もほとんど理解不能です。作曲能力はゼロ、楽器は弾けないので当然といえば当然ですが。。。
でも、好きな曲のCD演奏に合せて音符を追っていく作業はうまく表現できませんが素人なりに何か嬉しいものです。