goo blog サービス終了のお知らせ 

冬春夏秋

ま、どーでもええことなんですけど.

1/16 日本センチュリー響 第206回定期演奏会

2016-01-17 16:57:25 | 音楽
2016.1.16(土)ザ・シンフォニーホール。
指揮:飯森範親、ヴァイオリン:イザベル・ファウストでブラームス/ヴァイオリン協奏曲。

ブラームスといえど大仰にならずとにかく美音。
昨年10月の松田理奈&広上淳一/京都市響の演奏でも松田さんの美音に酔いしれたが、一音一音に魅惑的な甘さを醸し出していた。この日のファウストさんはヴァイオリンそのものが発する音を大切に、何も足さず何も引かず、といったアプローチ。
ブゾーニ版のカデンツァは初めて聴いたが、もう少し愉快なティンパニ伴奏なのかなと期待していた。トレモノが弱---->強---->弱と地味に動く。
このティンパニの動きを注視したためヴァイオリンの演奏を聴くことがおろそかになった。このカデンツァは一回聴けば十分だ。

この演奏の前にはJ.シュトラウス「トリッチ・トラッチ・ポルカ」、プログラム後半にはバルトーク「管弦楽のための協奏曲」が演奏された。

1/9 神戸市室内合奏団 ニューイヤーコンサート

2016-01-15 23:25:01 | 音楽
神戸市室内合奏団ニューイヤーコンサート/新長田ピフレH。今年の聴き初めはヴィバルディ。前半は可愛い2人の小学生ヴァイオリンソリストを迎え小協奏曲。後半は合奏団の2人のソリストで対照的な演奏に感じた四季。音楽監督の作曲家の知られざるエピソード解説や用意周到なオヤジギャグ付きだった。

2015年、印象に残ったコンサートの感想

2015-12-31 20:28:28 | 音楽
12/30~31のツイート転載です。

(1)
1/24 広上淳一/京都市響 シンフォニーH
好きなプロコフィエフの5番が素晴らしかった。広上さん&京響の演奏レベルの高さに舌を巻いたコンサートだった。

(2)
1/31 秋山和慶/大阪フィル フェスティバルH
R.シュトラウスの家庭交響曲。この曲を初めてオーケストラで聴いたが、実に多彩な音色を醸し出した管弦楽で楽しめた。秋山さんの公演はいつも期待を裏切られた事がない。

(3)
2/21 K.ヤルヴィ/大阪フィル フェスティバルH
ハチャトゥリアンのヴァイオリン協奏曲。ヤルヴィと三浦文彰のスリリング演奏が素晴らしくウルトラQの主題w等楽しかった。ラフマニノフの交響的舞曲はリズミカルなヤルヴィの指揮に惹きこまれた。大ファンになった。

(4)
2/22 下野竜也/兵庫芸文管 兵庫芸文H
プロコフィエフのヴァイオリン協奏曲第2番。大好きなこの曲をシン・ヒョンスの正確な音程かつ繊細な美しい演奏で聴くことができて、もう大満足だった。

(5)
3/11 石川星太郎/神戸市室内合奏団 神戸文化H
シューマンの交響曲第2番。常に非常にレベルの高い演奏するこの合奏団が石川さんの情熱的な指揮に導かれ終楽章は炎が燃え激っていた。

(6)
4/10 飯森範親/日本センチュリー響 ザシンフォニーH
マーラー大地の歌。テノール福井敬さんとバリトン与那城敬さんの声楽がホールに響き渡り、オケは特にオーボエをはじめ管楽器がハイレベルだった。この時初めて飯森さんの指揮を聴いた。

(7)
6/5 飯森範親/日本センチュリー響 いずみH
ハイドンマラソン(1)。まずこの好企画に拍手。2022年迄の8年間も愉しめるのだ。6番「朝」。素朴な弦楽器のアンサンブルが美しい。その上を軽く華やかに奏でるフルート。幸福感に包まれ終演後ロビーで感謝を伝えた

(8)
7/4 宇野功芳/大阪響 いずみH
真夏の第9。昔から宇野さんの評論ファンであり評判の奇抜な演奏を期待。期待通り、4楽章での歌手がバルコニーに現れてオペラ風に歌う。演奏自体は意外とオーソドックスかと見せかけ最後に大アッチェレランド。宇野ワールド堪能

(9)
7/5 篠崎孝トランペットリサイタル マグノリアH
大阪フィルの篠崎さんのトランペットを堪能。小さなホールゆえ、耳をつんざくような大音量から柔らかい音色とトランペットという楽器を間近に楽しめた。曲にマッチした仮装等、関西的ユーモアも愉快でした。

(10)
9/19 みつなかオペラ みつなかH
牧村邦彦/カレッジオペラハウス管でベッリーニ「ノルマ」。クリアでハイレベルな演奏にソプラノ並河寿美さんはじめ出演者の歌声がホールに響きわたって、ただただ素晴らしいオペラ。最後の場面は泣けた。

以上

あと、大好きなブルックナーの交響曲を3回聴いたがその事に関して。
大フィルとロンドン響が7番、京響が4番。
演奏精度的にはハイレベルだと思う。でも、「ああブルックナーだ」という感慨に浸るところ迄至らなかった。何か神妙過ぎると思うのだった。

そこに現れたのが飯森範親/山形響のCD。ツイッターで偶然目に止まったのだ。まず6番を聴いて精緻さに一気に夢中になった。次に1番を聴いたが演奏が何と明るいことか。開放感に溢れていて爽快になる。弦楽器も管楽器も実に丁寧な演奏である事は言うまでもない。ああ、山形行きたくなった

ブルックナー指揮者

2015-11-02 05:31:47 | 音楽
飯森範親さんがブルックナー指揮者だと、一昨日初めて聴いたCDで思った。2011年収録の山形交響楽団とのブルックナー交響曲第6番のCDである。
本当に凄い衝撃を受けた。

音符をひたすらひとつひとつ慎重に丁寧に置いていく演奏といえば良いのだろうか。
華やかさは無いのだがそれがブルックナーに実に合っている。弦楽器、管楽器とも全く硬さも粗さもなく、常に音の立ち上がりから音が消えるまで非常に綺麗で温かさや柔らかさを感じる。総体的な印象は両端楽章は早春の穏やかな気候のもと、アルプスの麓にあるお花畑で微睡んでいるかのような心地よさであり、第2楽章は晩秋の寂しさを湛えた演奏といえようか。

そして録音が素晴らしい。演奏者が60名位と少人数なのも良いのだろう。音の混濁がなく音符の細かいニュアンスまで捉えている。

日本センチュリー響の首席指揮者という身近な存在だったにもかかわらずこの名盤の存在を全く知らなかった。
これからはハイドン・マラソンと共にコンサートを決して聴き逃せない。

プロコフィエフ & シベリウス

2015-10-21 00:44:22 | 音楽

今夜(10/21)はシンフォニーホールで大阪交響楽団の定期演奏会。曲目はプロコフィエフのピアノ協奏曲第3番とシベリウスの交響曲第1番他。
特に金子三勇士さんのプロコフィエフがたいへん楽しみだ。
篠崎靖男さんの指揮も初めて聴くが、どのような音楽を奏でられるのだろう。

ブルックナー協会

2012-01-31 11:57:18 | 音楽
昨日、ブルックナー協会が解散するという通知をいただいた。
入会したのは30年前だろうか。1度だけだが会合に出席させて頂いた。
会場は今はもう無い大阪シャンピアホテルだった。当時、大フィルの練習場所だった扇町プールのそばである。朝比奈会長の豪傑な話に圧倒されたのを今でもはっきり覚えている。そしてなにより会報がすばらしかった。朝比奈会長が絶賛していて、もちろん今も大切に保管してる。
協会の運営、本当にありがとうございました。そして、わざわざご連絡も。協会自体も律儀な性格のブルックナーそのものでしたね。

N響演奏会(2011.9.21)

2011-11-27 13:39:53 | 音楽

(PENTAX K-r / SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO)

今朝、BSプレミアムで放映されたN響演奏会にはたいへん感動しました。
最初から最後まで全てが非常にハイレベルの素晴らしい演奏でした。私にとって理想的なブルックナーでした。終演後、指揮者も大変満足の表情でした。奏者、退場後も拍手が続いていました。この後、ブロムシュテットさんは呼び戻されたのでしょう。高齢にたがわずとてもお元気でまた来日してほしいです。残念ながら9月21日の当夜、台風15号による暴風で交通網がマヒしたために聴きに来られなかった方、ほんとうにお気の毒でした。

ブロムシュテット指揮 ブルックナー交響曲第7番(ノヴァーク版)。

プロコフィエフ評

2011-07-17 16:27:34 | 音楽
(GR DIGITAL)

プロコフィエフの作品には"屈折感"が漂っている。
とよく評されている。はたしてそうだろうか?

少なくとも2つのバイオリン協奏曲は、「頭がすこぶる良いがちょっとヒネくれた人間が書いた個性的な作品」とは微塵も感じられない。プロコフィエフのファンとしては、目まぐるしくメロディが移り行く、叙情性豊かな美しい作品だと思う。

その生きた頃のロシア・ソビエト体制を背景に、作品の本質まで勝手に単純に捻じ曲げ解釈し、レッテルを貼るのはいかがなものか。

おひさま と フェイク

2011-05-14 10:10:39 | 音楽
(GR DIGITAL)

今放映中の連続テレビ小説「おひさま」を見るたびに、ついドラマ10「フェイク」を思い浮かべてしまう。
「おひさま」のテーマ曲と「フェイク」のエンディング曲がそっくりと思うから。
ただ、「おひさま」のほうは太陽に向かって花が咲きほこり、一方「フェイク」はひっそりと花がしぼんでしまうように終わる。

いずれにしてもどちらもとても美しい曲です。

鉄道音楽 ~グレイト~

2009-11-03 11:59:48 | 音楽

(GR DIGITAL)

作曲者は鉄道のことなぞ全く意識していなのに、後世、演奏解釈や個性的な表現によってそのように勝手に聴かれる音楽があると思う。いや、あってもいいと思う。

第1楽章が面白い。第3主題はヴァイル特有の高速テンポで、まるで蒸気機関車に牽引された急行列車が丘陵地帯を疾走するのを音で表現したかのよう。メンバーは名手揃いなのだろう、第2主題あたりのププププププププププププ・プという装飾音がこれでもかと頻出する木管奏者も余裕で吹いている。さしずめフルートと弦楽器はドラフト音を奏でトロンボーンは警笛かな。ふだん通勤電車(新快速)で聴いているがとてもよく合う。

ブルーノ・ヴァイル指揮 ザ・クラシカル・バンド
シューベルト 第8番「グレイト」(SRCR 8807 SONY VIVARTE 1991録音)


ロイヤル・コンセルトヘボウ

2009-03-10 23:11:03 | 音楽

(GR DIGITAL)

先日、8日夜に放送されたロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(指揮:ハイティンク、独奏:ペライア)の演奏会生中継(NHK-hi)は大変楽しめました。

シューマン:ピアノ協奏曲、ブルックナー:交響曲第9番(オーレル版)

この放送について書きたいことは色々ありますが、まず第1にNHKさんに対して、このような企画をしていただいたことに感謝したい。

とにかく、生放送ということに、実に意味があった。開演前のホールの様子から、演奏会が始まるまでの何でもないプロセスが実に良く分かる。舞台に立てられた携帯電話と撮影の禁止の標識なんか普通見られない。(笑) ほとんどの聴衆はカジュアルな服装でいかにも気軽(気楽)ないでたち。かしこまったウィーン楽友協会の演奏会場とは明らかに違う。今度、初めてコンセルトヘボウを訪れる方にはどのような服装を持って行けば良いかとか、非常に参考になるでしょう。

演奏そのものよりもこういった会場の空気、聴衆の世代&表情、舞台裏に通じる心臓破りの階段、目立たない吊り下げマイク、、、とても興味深い映像でした。出来れば休憩中の聴衆がロビーで歓談している様子などを織り交ぜてくれると尚、演奏会場に実際に居るようで良かったと思うが、まぁ微々たることですね。

放送時間3時間30分、全て録画したし、両曲とも大好きなこともあってしばらく繰り返し、繰り返し楽しめそうです。

今宵だけの特別企画といわずに、今後も半年に1度くらいでいいですから、海外から生中継を企画していただきたいものです。


音楽のおくりもの

2008-10-16 23:59:36 | 音楽

シューベルト/アヴェ・マリア  の決定的な合唱をNHK-BSで聴いた。

「音楽のおくりもの」という15分ほどの短い番組で、合唱はプラハ少年少女合唱団。 

とりわけ、ソプラノのマルチナ・ツァイトハメロヴァー の発声、容姿の、あまりの美しさに参ってしまいました。もう、ほんとうに。


6番

2008-05-05 18:15:33 | 音楽

(GR DIGITAL)

ブルックナーの「交響曲第6番」は異色の作品だ。

第1楽章の刻みのメロディはアメリカの西部劇を思わせる。また、コーダの壮大さはグランドキャニオンを俯瞰したよう。最もブルックナーらしくない曲目で、滅多に演奏されないが大好きな曲だ。

朝比奈隆指揮では、2度聴いたことがある。たしか大フィルと東響(東京文化会館)との共演だった。大フィルはここフェスティバルホールでの定期公演。朝比奈さんが最初のベートーヴェンチクルスをシンフォニーホールで行った後、2ヶ月間病を患い、その復帰のコンサートだった。前半はメンデルスゾーンのバイオリン協奏曲(独奏:加藤知子さん)。もう20年以上前のコンサートだ。

なぜ、そこまで覚えているかと言うと、この時ゲネプロを聴かせてもらったからだ。


NHK教育サブチャンネル

2008-01-31 18:27:11 | 音楽

1月28日、NHK教育サブチャンネル(地デジ)で、メスト指揮クリーブランド管弦楽団のブルックナー交響曲第5番を偶然見る。

一昨年9月に聖フローリアン修道院での演奏会だったのでびっくりした。

慌てて3楽章の途中から録画したが、普段ノーマークなNHK教育サブチャンネルの番組は、常日頃チェックしとかんといかんですね。