飯森範親さんがブルックナー指揮者だと、一昨日初めて聴いたCDで思った。2011年収録の山形交響楽団とのブルックナー交響曲第6番のCDである。
本当に凄い衝撃を受けた。
音符をひたすらひとつひとつ慎重に丁寧に置いていく演奏といえば良いのだろうか。
華やかさは無いのだがそれがブルックナーに実に合っている。弦楽器、管楽器とも全く硬さも粗さもなく、常に音の立ち上がりから音が消えるまで非常に綺麗で温かさや柔らかさを感じる。総体的な印象は両端楽章は早春の穏やかな気候のもと、アルプスの麓にあるお花畑で微睡んでいるかのような心地よさであり、第2楽章は晩秋の寂しさを湛えた演奏といえようか。
そして録音が素晴らしい。演奏者が60名位と少人数なのも良いのだろう。音の混濁がなく音符の細かいニュアンスまで捉えている。
日本センチュリー響の首席指揮者という身近な存在だったにもかかわらずこの名盤の存在を全く知らなかった。
これからはハイドン・マラソンと共にコンサートを決して聴き逃せない。
本当に凄い衝撃を受けた。
音符をひたすらひとつひとつ慎重に丁寧に置いていく演奏といえば良いのだろうか。
華やかさは無いのだがそれがブルックナーに実に合っている。弦楽器、管楽器とも全く硬さも粗さもなく、常に音の立ち上がりから音が消えるまで非常に綺麗で温かさや柔らかさを感じる。総体的な印象は両端楽章は早春の穏やかな気候のもと、アルプスの麓にあるお花畑で微睡んでいるかのような心地よさであり、第2楽章は晩秋の寂しさを湛えた演奏といえようか。
そして録音が素晴らしい。演奏者が60名位と少人数なのも良いのだろう。音の混濁がなく音符の細かいニュアンスまで捉えている。
日本センチュリー響の首席指揮者という身近な存在だったにもかかわらずこの名盤の存在を全く知らなかった。
これからはハイドン・マラソンと共にコンサートを決して聴き逃せない。