あすにゃん日記

500字程度のエッセイを書きます。

『時間』にまつわるお話。(ラジオネタ)

2019-09-14 12:00:00 | 日記
『時間にまつわるお話。夫から聞いた話です。昭和40年代の広島、学校から帰る途中のいちじく畑で歩いていた彼は、いつまで経ってもそこから出られないことに気づきました。時間は刻々と過ぎていきます。夕方になってきましたが、まだ出られません。いちじく畑が、そんなに長いわけがないのです(昨日もここを3分で通り過ぎました)。で、困った夫は、こうなったらヤケだと目を閉じて、いちじく畑の向こうにある国道2号線の車の音をたよりに、いちじく畑を歩いて行きました。ふと振り返ると、いちじく畑は背後に広がっていました。脱出できたのです! しかも、時間は3分も経っていませんでした。ふしぎな話です。』
  という投稿を、『ごぜん様さま』に。(今週のテーマが『時間』だったから)。
 しかし、これはボツになったようです。
 ほかの人の投稿、たとえば「子どもの頃、時はカネなりということわざが分からなかったけれど、道ばたで近所のおばちゃんと喋っていて時間を忘れてしまって、おばあちゃんから『時はカネなりですよ』と言われて気づいた」といったようなお話が採用されていました。あとは、「好きな人と一緒にいる時間は短い」とか、ありがちな話。
 ごぜん様さまに投稿するなら、共感できるものにするべきだったかも。と思ったが、もうテーマの募集はお終い。ボツになってもここで発表できるから、まあ、いいか。


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