あすにゃん日記

500字程度のエッセイを書きます。

なつぞら 012

2019-04-13 13:00:34 | ドラマ(朝ドラ含む)
 
 子どもの意見を尊重する、ということは、

 甘やかすこととは違います。


 明治の男である柴田家のおじいちゃんは、なつの意見をいれて、開拓のノウハウを教えるというのですが、山田さんは破れかぶれです。
 そんな彼に、天陽が、「おれはここで働きたい!」と主張します。

 どんなにつらくても、3年も、5年も同じ状況が続いても、それでも北海道で暮らしたい。
 酪農と畑の両立なんて、一見簡単そうですが、過労で倒れたりすることもあるかもしれない。
 そのノウハウを教えるというおじいちゃんにお礼を言う、なつのあの、輝くばかりの笑顔がわたしにはじーんと来ました。


 これは、なつの事情だ―――。
 子どもだからといってバカにしたり、スルーしたりしないおじいちゃん。
 だからといって、決して甘やかしたりしない。そこが明治の人間の偉いところ。
 時代は変わっても、子育ての大切ななにかっていうところを、提示しているような気がします。
 もちろん、単なる精神論、根性論だけで北海道の荒野を開拓できるわけがなく。
 いっしょにやっていく、そこがポイントになってくるのです。
 厳しい土地柄だからこそ、お互いに助け合うことが必要。
 自分一人でやっていこうとしていた山田さんにも、それがわかってくれるでしょうか。
 ともあれ、当分東京には帰らなくて済みそうですが……。


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