viento y sol

過ぎ去りし日々の物語を、そして尾張の国から吹く”風”を・・

アントファガスタの銅の花瓶

2005年04月17日 | latinoame'rica
南米チリ北部の街 アントファガスタ
アタカマ砂漠が太平洋と接する港町 アントファガスタ

チリ北部の男、ノルティーノと呼ばれる男達 決してネクタイをしない男達
一人のノルティーノと共に灼熱の砂漠からアンデスの高地を、
銅鉱山から硝石鉱山を訪ねながら南下する旅から旅

砂まみれになりながら辿り着く街は霧に沈むラセレナ
軍事革命か内戦が迫り来る日々、ノルティーノはつぶやく 
   本当のアミーゴは命をかけて互いの身を守ると、 
   なにがあろうと、お前は生きて日本に帰すと、

ノルティーノを想い出す素朴な花瓶、赤黒い銅の花瓶
磨けば黄金の輝き
アントファガスタの太平洋の波音は今も耳に残り忘れることはない。