今年こそ、駿馬の如く走りだそうと思ったが老不良駄馬の体と心は
なかなか動きそうにない。
騒々しかった正月も七草粥から鏡開きのぜんざいも過ぎ去り
いつの間にか風の音だけの静かな夜になってしまった。
正月に集まって来た連中は、この老不良駄馬に対して
”ヤレ今年の目標は?”とか
”ヤレなにか一つ継続してやってみては”とか
大きなお世話、
オイラの人生の決着はオイラが決めると黙って酒を飲んでいた。
それでも、彼等の酔いながらの忠告だったが少しは考えてみようかと・・
尾張の里の今夜は風の音が鳴っている。