ものの哀れ・・

秋の日は、どうしても、ものの哀れ・・

　秋の日のウ"ィオロンのため息の・・とか
　さんま苦いかしょっぱいか・・とか
　
木曽川近くの公園で見つけた、この秋の草花も
なんとなく　ものの哀れ。

　　　　　　　　　　

黄昏を風に吹かれて流れる我が身にも、哀れ秋風よ伝えておくれ。

公園 parque

夕暮れまじかの公園
誰もいない公園。

　　　　　　　　　

　　　　　　コスモスの花も、そろそろ終わりかなぁ。
　　　　　　去年、ここには確か、黄色のコスモスが咲いていたのに。
　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　

風に吹かれて・八ヶ岳旅情

知人、都会での現役生活を早々に切り上げ
夫婦で山荘に移り住んで、もう何年にもなる。
　　　こんな生き方もあるのかと思いながら
　　　風に吹かれて白樺林。

　　　

　　　紅葉の季節が過ぎれば落ち葉の季節

　　　　　　　　　

　　　　　　　１１月になれば冬支度だと知人は云う

　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　厳冬の季節に一度来ないかと、知人は云うけれど
　　　　　　　やっぱり春を待つことにしようと思う。

　　　　　　　
　　　

駒出池・八ヶ岳旅情

八千穂高原の白樺林を抜けて駒出池
訪れる人影もまばら、秋の風情が漂う静寂。

　　　　

　　　　　どこかで渓流の水音が聞こえる
　　　　　他に聞こえる音もなく、ただ立ちつくす。

　　　　　　　　　　　　　　

　　今度は春の駒出池に、冬の間、閉ざされていた道が開通したら。

山荘の朝・八ヶ岳旅情

雨上がり、山荘の朝
この時期にしては暖かい。風の音、　沢の水が流れる音

　　　　

　　　夜半、窓を打つ雨の音だろうか、それとも林をゆらす風の音
　　　デッキはまだ濡れたまま。

　　　　　　　　　　　　

　　　　　誰よりも早く起きて
　　　　　雨上がりの林の遙か八ヶ岳は雲の中。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　今日はアールヌーボーのガラスの美術館に行こうかと。
　　　

　　　　　　　

　　　　　

霧の麦草峠・八ヶ岳旅情

三年ぶりの麦草峠は霧の中
幻想の紅葉　
　　　　　
　　　　　　　　

北八ヶ岳、三年前の秋は霧氷で白く光っていたが、
ヒュッテで山菜うどんをたべながら霧の中

　　　　　　　　　　　　

　　　　北八ヶ岳のＲー１４１、Ｒー２９９を走る物好きなドライバーは少ない。
　　　　しかし本当の秋はここにある

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

晴れた日には、浅間山や中央アルプスが見える筈だが、みんな霧の中。
チタン・ボロン合金のボルトさえ軋まなければ車を置いて
標高二千米の峠道を歩いて霧の中に消えて行くのに。

雨 lluvia.

秋雨前線が停滞し雨の日がつづき
心なしか　チタン・ボロン合金のボルトがきしむ。

　今夜は女主に命じられ、一人、ゴーヤチャンプルーを作り
　カリフォルニア・ワインを飲んでみたが、
　やっぱり　Ｃhileの　Concha y Ｔoroのワインが一番。

明日は朝早く八ヶ岳へと旅に出る。どうやら雨の旅になるようだ。

　　　　　　　　　　　　　　　　　（写真はニューヨークの木彫り）

ダリアの名はダリア

ダリア　Dalia.
メキシコ原産の花だと云う。

　　　　　　　　　

　　メキシコにはアカプルコにトランジットで降りただけ
　　マリアッチも聴かず、
　　ダリアの花に似たセニョリータに会うこともなく
　　マルガリータ（テキーラのオレンジジュース割り）に酔い、
　　ダリアの名はダリア。

ダリアの花言葉は　”華麗”。

コスモスのように

昔日はコスモスの花のように思えたが
　　今では、すっかり　”ブスボス”　だぁ。

　　　　　　　　

オット　口は災いのもと、キーボードは災いのもと。
これは削除しておいたほうが無難かなぁ？
　　まっ　いっか！

知らんぷりして、缶ビールの”秋味”飲もぉっと。

灯りをつけて

秋の夜が、だんだん長くなり
麦焼酎のオンザロックを飲みながら、

　　灯りをつけて
　　Ｐablo Ｃasals　の”鳥の歌”を聴く。
　　　
　　　　　
　　　　

カタロニアの鳥は、peace peace　と鳴くと云う。

１０月になれば・・

１０月になれば、
八ヶ岳の山の中　松原湖辺りで
身体の芯まで紅葉色に染まり・・

１０月になれば、
まだ見たこともないアンデスの奥深い湖に
行きたいなどと途方もないことを・・

　　　　　　　

　　　１０月になれば、
　　　木曽川河口のコスモスのお花畑とダリアの花を見に行こうかと。

　　　”ダリア”の花より団子が良いなどと云うのは”誰や”