もぐりの語学教室+修行が辛くお寺を逃走した元僧侶見習の仏教セミナー

ご一緒に学習を!
私は先生ではありません.間違いだらけかと思います.
ご容赦下さい.

2671番:ハリエット嬢(151)

2023-09-04 11:59:06 | 日記

 
ハリエット嬢(151)
Miss Harriet 
Maupassant


——————————【151】———————————————

Sapeur  s' écria:
  « C' est  un  cheval.  Je  vé  le  sabot.   Y s' ra  tombé
c' te  nuit  après  s' avoir  écapé  du  pré. »
 

———————————(訳)————————————————

サプールが叫びました:
 「馬だ.蹄が見える.昨夜、牧場から逃げ出したあと
あそこへ落ちたんだろう.」


...——————————〘語句〙————————————————
               
sabot:(m) 蹄(ひづめ)     
pré:(m) 草地、牧草地       
écapé:(過去分詞)(辞書不掲載)
  英語のescape から「脱走する」「逃げる」の意味
であることは容易に類推できるが、肝心の仏和辞典に
は取扱いがない単語です.旺文社ロワイヤル仏和には
escalade:(f)「逃亡」があるが、⦅古語⦆扱いです.
念のため、紙版と電子版に当りましたが共にスペルは
écapé.馬丁に言わせているので、ノルマンディー地方
の方言かもしれません.s'évader のこととしておきます.

 

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2670番:作業完了のお知らせ

2023-09-04 11:51:41 | 日記

読者各位

 

作業完了のお知らせ.

記事番号の振り付け作業が完了しました.

1番から全2670件すべてに番号を振りました.

番外は廃止しました.ナンセンス記事もできるだけ

残して番号をつけました.

 

目次は廃止しました.

キーワード検索で、全て出せますので!

たとえば、さすらいの青春、と検索窓に入れて

いただくと、すべての学習番号が出せます.

 

 

 

 

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2669番:ペルル嬢(39)

2023-09-04 11:44:58 | 日記


ペルル嬢(39)
モーパッサン作品集より
Mademoiselle Perle
Maupassant


——————————【39】—————————————————

 Alors  je  fus  atterré.    En   une  seconde,   mille  
pensées,  mille  suppositions  me  traversèrent   l' esprit.   
Voulait- on  me  faire  désigner  une  des  demoiselles 
Chantal ?


———————————(訳)—————————————————

  そのとき私は打ちのめされたような気分になりました.
一瞬のうちに幾つもの考えや思いが脳裏をよぎりました.
みんなは私にふたりのシャンタルお嬢さんのうちどちら
かを女王に指名せよと望んでいるのだろうか?

 

———————————《語句》—————————————————
                 
fus:(1単単純過去) < être、 本文では受動文の助動詞
       Je fus atterré. / 私は打ちのめされた.
atterrer: (他) (驚き、悲歎などで) 打ちのめす、
    茫然自失させる; 【多くは受動態で用いる】
    Je suis atterré par cette nouvelle.
        (その知らせに私は打ちのめされた) 
supposition:[スュポズィスィヨン](f) 推測、思惑;   
esprit:(m) 精神、心、頭、知性、頭の働き     
désigner:[デズィニェ](他) ~を指す、指名する

 

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2668番:シモンのパパ(28)

2023-09-04 10:13:04 | 日記

 
LE PAPA DE SIMON
シモンのパパ(28)


—————————【28】——————————————————

 Alors  il  sentit  dans  son  cœur  un  grand  écroule-
ment.   Ils  étaient  plus  forts  que  lui,  ils  l' avaient
battu,  et  il  ne  pouvait  point  leur  répondre,  car  il
sentait  bien  que  c' était  vrai  qu' il  n' avait  pas  de
papa.


.—————————(訳)———————————————————

  そのとき彼は心の中で、何か大きなものが崩れ行くの
を感じました.彼らはシモンよりも強かった. 彼らは
シモンを叩きのめした.なのにシモンは彼らに何も応戦
できなかった.それはなぜかというとシモンは確かに彼
らの言うようにパパがいなかったからだ.シモンはそう
考えていた.


—————————⦅語彙⦆——————————————————
                
écroulement:[エクルルマン]((m) (建物などの)崩壊、倒壊
un grand écroulement:何か大きなものが崩れ行くこと.  


—————————≪文法≫——————————————————

対訳書の註釈が Ils étaient plus forts que lui 以下を,  自由
間接話法だとしています.どういうことかと言いますと
この文は本来 Il pansait que に導かれているべき文だと
いうのです.それがil pansait que の中味だけが書かれて
いる.これによって、客観的な文は、シモンの胸中をえぐ
りとったような描写になるというのです.その解説に従
って件の箇所を訳し直すと:
「やつらはぼくより強かった.やつらはぼくを叩きのめ
したのだ.それに対しぼくは何も反撃できなかった.そ
れはどうしてであるか.それはぼくには確かにやつらの
言うようにパパがいないからなんだ.」

自由間接話法というのは、直接話法と間接話法の中間の
ようなものだと解説されています.でも、この解説だけ
では、雲を掴むようで、どうもよく飲み込めません.
また何度も出てくると思いますので、ぼちぼち学んでい
きましょう.

 

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2667番:女の一生(39)

2023-09-04 10:13:04 | 日記


Une vie  /   Guy de Maupassant

女の一生(39)
Une vie (39)


——————————【39】———————————————

 Son  mari,  toujours  souriant,  répondit: « C' est  vous
qui  l' avez  voulu,  madame  Adélaïde. »
  Comme   elle  portait  ce  nom  pompeux  d' Adélaïde, 
il  le  faisait  toujours  précéder  de  «  madame  »  avec
un  certain  air  de  respect  un  peu  moqueur.   


..——————————《訳》————————————————

彼女の夫は相変わらず笑いながら答えるのであった:
 「アデライド奥様、あなたがそうしてくれと言ったの
ですよ」
  彼女はアデライドという仰々しい名前を持っていたの
で夫はいつも敬意半分、からかい半分で「奥様」と名前
に付け足していました.


——————————〘語句〙————————————————
        
pompeux(euse):[ポンプー(ズ)](形) 大げさな、仰々しい
    style pompeux / もったいぶった文体    
précéder de ~ :~で先行する;
   名前の前にmadame をつけることを言っています.
   マダム・ アデライドと訳せば、その通りになる
   のですが、「~夫人」{~奥様」と訳すと
   mettre « okusama» derrière le nom / 名前のあとに置く
   ことになります.     
   

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