青空世界

ようこそ「雲のサロン」へ。
創作物語、日々の面白い出来事や、私の考えなどなど。

村 正

2006年08月16日 | Weblog
村正。 そう、妖刀の悪名高い村正が気になって調べていたら、

気分が悪くなってきましたが、暑さのせいでしょう・・・・・


伊勢の村正は当時のブランドで、流行っていたので怪我人も多かったそうで、

使っている人が多ければ逸話も多く、尾鰭もつく・・・・・


妖刀扱いした当の徳川家も持っていたし、真田幸村も、西郷隆盛も持っていた、

みんなが欲しがる??? 危ない村正・・・・・

まあ、ゾーリンゲンみたいなもの??


悪名高いので、銘を削って他の名前を彫って持っていた人も・・・・・


雲の資料の写真では、見るからに怖ろしくて「ただ切れるだけ」という印象で、

切っ先が鋭すぎ長すぎて、危なすぎる印象が強いので、好きになれません。

正宗みたいな気品がありません・・・


人間はなんで、こういうものを生み出したのでしょうか?

イージス鑑や核に至るまで、生み出した心は同じでしょう・・・・・


妖刀を持つと人が切りたくなるなんて、責任を刀になすりつけているんでしょう。

げにおそろしきは人間の心・・・・・


              今も昔も変わらないのでしょうか・・・・・・・





























靖国神社 遊就館

2006年08月16日 | Weblog
8月15日、朝7時30分、小泉首相と56人の国会議員が靖国神社に参拝し、

これがアジアに広げる波紋が気になるところですが、

靖国問題を考える上で、靖国神社 「遊就館」 へ行かれることをおすすめします。


ショッキングなほどの一般世間との歴史認識のズレを体感しに。

うっかりすると、戦争賛美に引き込まれそうな世界ですから、気をつけて・・・


とにかく、日本の歴史はニニギノミコトが天下ったところから始まるのですから

戦前の軍国教育そのものが、現代に蘇った恐ろしさがあります・・・・・・


昔は暗くて、なまなましく、血のにおいのするような遺品が、

戦争のむごさや恐ろしさを、リアルに無言のうちに伝えてくれて、

今よりかえって良かったかもしれないと思います。


今は、血のにおいがしないのがかえって不気味です。


「ゼロ式戦闘機」も、人間魚雷「回天」も戦車もなにもかも

塗料で傷をすっかり隠してしまっていてきれいすぎるのです・・・・


靖国報道を見ていると、拝殿と本殿ぐらいしか映らないので、

なにか普通の神社にお参りしているようにしか見えないので、

何をそんなに目くじらをたてているの? と思う人がいるかもしれません。


靖国神社の姿勢は、まさに「遊就館」にはっきりと現れているのです。


「遊就館」に行って、肌でここはどういうところか感じて、

これから私たちが目指すべき方向を見定める時だと思います。


そして、亡くなっていかれた方々の恐怖や口惜しさ、

苦しみや悲鳴を想像しなければ、行った意味はありません。

傷とともに、塗りこめられてしまっていますから・・・・・・・


    ○○ノ命(ミコト)と名づけられて、あなたは嬉しいですか?

        神様にされて、あなたは嬉しいですか?