青空世界

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迎え火のゆかしい薫り

2006年08月13日 | Weblog
今日、夕方、迎え火を焚かれる方はいらっしゃいますか?


帰省ラッシュの大渋滞も、本来皆で迎え火を焚き、送り火を焚いて、

死者と生者が共に和やかに過ごす目的のためだったはずです。

派手なバカンスのためではないのですよね。


迎え火のやさしい、ゆかしい薫りが、雲は大好きです。


麻がらの燃えるにおいは、お盆のかおりです。 

良い香り・・・・・なつかしい、ほっとするかおり・・・・・

帰って来たご先祖さまのための、そして生きている人のためのお盆のかおりです。


ここですよ、あなたの家はここですよ。 

迷ったりしないように、目印に火を焚いていますよ。

牛も馬も乗っていただけるように、ここにいますよ。

この煙は、あなたがここに来るための道筋ですよ。

おりんを鳴らす音は、あなたが毎朝聞いている音と同じですよ。


今夜青空世界から降りてくる、たくさんの亡くなった人たちが迷わないように

降りてきたのに、帰るうちがわからなくて悲しんだりしないように

ぜひ、迎え火を焚いてあげてください。

きっと喜んでくださって、そのうち良いこともありますよ・・・・・


迷って忘れられた霊たちが、悲しんで、

「思い出させてあげる」と、困ったさんになったりしないように・・・・・・


日々報道される、あまりにもむごい多くの事件も減っていくと、雲は思っています。


焚いたことのない人は、ぜひ今夜、迎え火を焚いてみてください。


やさしい、ゆかしい燃え方のみかん色の炎の薫りが、

まず、あなたを癒してくれますから・・・・・


スローな夜のお楽しみだと想ってしまえば恥ずかしくありません(^^)


だって、本来、迎え火を焚かないことが恥ずかしいことなんですから

堂々と楽しんでしまいましょうよ!

ステキな習慣なので、また次も焚きたくなりますよ。


そうそう、今夜、お花屋さんで買った麻がらは半分残しておいてくださいね(^^)

16日の送り火のぶんをちゃんととっておくのを忘れないで・・・・・


ご先祖さまが帰れなくなっちゃいますから、青空世界に。