今までの農業生産は、弥生時代以来の集団労働で、肉体作業や経験値を主体としたいわば素朴な一次産業の域を出なかった。弥生時代にはまさに革命的な生産方法だったから、だからこそ現在まで続いていた。
今の時代はもはや一次産業という認識では時代が許さなくなっている。
タネも生産方法も全て自然頼み、経験則によるしかない。
何で春に蒔いた一粒の米が勝手にどんどん変化し続けて秋にはたくさんの米をつけた稲穂となって実るんだ?
今もって人間はハラハラドキドキしながら、勝手に育つその成り行きを見守るしかない。
出来ることは、せいぜいその成育する環境を良く面倒見ることだけだ。