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田舎はよろし

本当に田舎暮らしが良い。お日様に合わせ、日がな一日中暮らす。気ままなものだ、

祈りから掠奪へ

2024-02-17 07:22:00 | 農の妙
現代化された今の機械化農業は、資源がぶ飲み、自然破壊マックスの掠奪農業でしかない。どこまで行っても、いかにAIが進歩しても、人間が一つの受精卵から100兆個の細胞を生成し、しかも地球環境の条件を全て一個の体の中に取り込みながら、自律動物になるまでの神秘、この神秘を再現出来るとは思えない。
それともとどまるところを知らないエネルギー爆飲みAIが、自ら地球環境に順応する能力を獲得して、同時に人間レベルの能力を持つような何ものかを生み出すことが出来るのだろうか?

農水省の輸出振興は逃げだ

2020-09-23 10:39:00 | 農の妙
食糧自給率が3〜4割という国が、国内自給率を上げる努力を怠って、輸出を奨励するなど、本末転倒も甚だしい。
国内の農地はどんどん荒れ果て、農家は高齢化の末に朽ち果て、農村は打ち捨てられ、棄村・廃村で地方は衰亡。
それもこれも戦後一貫して巨額の予算を使いながら、結果的に何も出来なかった農水省の責任は小さくないものがある。
まさに前例踏襲・既得権益の岩盤に縛られた農水施策の悲劇だ。
自然保護の観点からすると、諫早湾のギロチンなどは、アマゾンの焼き畑に等しい酷い施策だった。
それによって、国家的に何がプラスとなったのか。地球環境的には、失ったものの方が遥かに大きい。
そして国内施策に行き詰まり、苦し紛れに輸出依存策に行き着いた。
そんなところだろう。
農業のやり方は2000年来殆ど進歩がない。水を引き田を作り、米を植え。
水は高い所から低い所へ流れ、田には肥料を施し、季節になれば種を撒き、苗を育て、太陽の恵みを頼りに成長を期待し、風や雨や気温などは自然のなすがままに翻弄され、虫や病気には対処療法を施し、収穫保存も2000年来一日、たいした進歩は見られない。
そうこうする内に日本的農業は国際的な経済合理性の中で競争力を失い、また、魅力的な食を生み出せず、伝統的な食は文化財に堕し、壊滅状態になってしまった。

周回遅れのデジタル庁

2020-09-21 12:02:00 | 農の妙
今更デジタル庁もないもんだ。時代に追いつくなら、AI産業省でしょう。一次産業こそ、AI化を最も必要としているのに、ノー天気な農水省は、40年1日の如く、相も変わらずやる気のない、進歩のない目標に甘んじている。税金ドロボーに近いやる気のなさと言わざるを得ない。

農の妙

2020-09-20 21:24:00 | 農の妙
古から人間にとって最重要であり、携わり続けた作業でありながら、これ程忌避され、嫌われる作業も他に無い。何故か。それは農作業の辛さが殆ど改善されていないからだ。
進歩のなかった作業。それが農業だ。
これからの人類は英知・科学を結集して、農作業を快適な知的創造産業に発展させて、最先端文明としなければならない。その中に、地球を救う様々なアイデアが含まれているはずだ。
農。それは、農作業が最先端科学を持ってしても、そう易々とは決して御し得ない作業であるからだ。
全ての自然条件をクリアしないと農作業の最適解は得られない。
今の最先端農業も所詮は資源掠奪農業にしか過ぎない。
そして、そういうやり方は既に限界が見えている。
儲かるよりも知的に楽しく、誰でもやってみたくなる作業。
農作業をそういうものに根本から変えねばならない。
私はそれを目指している。
自然保護が私の原点だったが、今ようやくその解決のためには農作業の根本変革が必要であるという結論に辿り着いた。
自然の掠奪ではなく、自然との共生。農の進化そして深化。
そのために、毎日腰を曲げて辛い作業を続けている。