▲開始前のゲレンデを打ち上げ担当のスタッフがザクザク登って行く。
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週末、桜満開の東京をモフモフのコートと雪靴を履いて後にする。都内での人々の視線が痛かったのは気のせいか(笑)。
家を出なければならない10分前に起きて、あわてて荷物を持って飛び出した。
東京駅では乗り込む前に、知人との挨拶もそこそこに(失礼っ)スーパーこまち撮影。秋田行きの新幹線の1番列車は1週間前に運行を始めたばかりの新車両である。
従来の座席よりも広く、ものをひっかけるフックも増えてちょっと便利。新幹線軌道内では全くと言っていいほど揺れは感じなかった(まぁほとんど熟睡していたのだが)
6:56東京発、10:18大曲着。
当初は10:30発のバスに乗ろうと思っていたのだけれど、意外と仲間がいたので、タクシーに分乗して会場の大曲ファミリースキー場へ。ホテルに荷物も置けたのでその方がよかった。
来る途中の岩手辺りの車窓でも思ったが、大曲も今年は雪が多い(まぁ、小千谷よりは少ないけれど)。駅前通りに雪が残ってしまっているのを見ると除雪をモーレツにしたくなる純粋雪国育ちである(言外に除雪がへったくそだな、大曲というのもある)。
マジで来年から鉄製の角スコップ持参しようかしらん。ママダンプ可。
▲マイベストはコレ。「五月雨の晴れ間にのぞく淡き華」愛知県・加藤煙火 加藤克典
パステル好きな私としてはただでさえバイアスが入っているが、ほかの人でもこれを褒めている人はいたよ。強いて言えば、タイトルのイメージとは少し合わないかも…。
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会場はまだ会場となっていない状態。雪上にベニア敷きからお手伝い。想定外の力仕事であった。苦じゃないからいいんだけれどさ。
午後、さらに設営のお手伝いをして、ようやく会場の体を成す。
ちなみに、会場設営中にもすでに早い観客が来ていて、場所取りが始まっていた。まぁ、カメラマンなら分かるんだけれどね(主に後方雪山)。でも単純に観覧だけのお客さんも続々と雪上にイスを置いていく。
私も慌てて最前列に席確保。
そうこうしているうちに徐々に観客も増えてきてパンフレット販売開始である。
途中、雪山に階段を切るオプションも発生。
人出が増えてくるとともに段々気温が下がってくる。何しろ当地の本日の最高気温は2℃、最低気温は1℃である。しかもここは少し標高が高く、さらに風が当たる。体感気温は氷温モード。ストーブがありがたい。
一旦離脱して保温下着等を増着して見れば何とか行けそう。でも後でカイロを張っておけばよかったとちょっと後悔したけどね。
▲これもキレイだったね。「あなたに贈る、スプレーフラワーブーケ」山梨県・マルゴー 齊木啓介
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そうこうしているうちに暗くなってきて打上モード。
時折雪が舞う状態ではあるが、本降りにはならなさそう。挨拶を聞きながらスタンバイをする。
そして打ち上げ開始。
北は岩手県から、南は鹿児島県まで19名の花火師が、自分の花火のプレゼンをしてから作品が打ち上がる(打ち上げは大曲の煙火店担当)。
日ごろ、花火師の肉声を聞くことなんてあまりないから、時としてそこに人となりが見えたりして楽しいものである。毎年楽しみにしているのが北陸火工さんである。とにかく一生懸命なのだよね。そういうところって好感度アップである。人とは単純だ。
競技花火の合間に、スターマインやプライベート花火、さらに大玉競演などもあり、ゆったりと進行するが約2時間の花火タイムである。
若干風が強くて時々寒いなぁと思いつつ、カメラのファインダーから顔を外して玉の行方を見守る楽しいひと時であった。
最近は首都圏からのバスツアーも来ているんだよね。
でも夏の大会に比べればまだまだコンパクトな手作り感のある花火大会。○万人なんて集客数が出ていたけれど、地元の人たちって、スキー場まで来ないで下の田んぼなどで見ている人も多いんだそうだ(タクシーの運ちゃん談)。
急いで撤収しつつ、久々に花火鑑賞士特別賞の投票をする。例年決めきれなかったのが、今年は迷わなかった。結果から言うと、違う花火が選出されたのだけれどね。
▲これもいいなぁと思ったけれど、火が地上に落ちているから大曲では減点。「上を向いて~希望の花~」福島県・菅野煙火店 酒井崇嗣
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さて、この後は表彰式とレセプション。
本部ではさっそく審査をしている模様。一応競技花火であるから私たちは近寄ること能わず。荷物だけを取ってそそくさと退散。
スキー場近くにあるホテルに会場を移す。
このレセプションは花火師さんとスポンサーの方々へのもの。だけど、私たちも参加させてもらっている。ひっそりと、でも確実に食料をゲットし、稲庭うどんをすすり、酒を飲む(笑)
やがて結果発表と表彰式。
結果はこちら→大曲花火倶楽部
全作品の画像と動画が見られるよ。しかもリンクを張れるようにタグまで生成されていた。私は自分の画像があるから使わないけれどね。
で、今回は敢えて言受賞から外れたのをアップしています。
単純に好みの差ですから…。
▲型物ではこれもよかったと思う。「ホタル見~っけ!!」宮城県・若松煙火製造所 鈴木朋文
姿勢制御がうまく行かなくて、正面を向いたホタルは3匹だけだったかな。でも一つ間違えればゴキになりそうなのをちゃんとホタルに見えるようになっているのはエライ(画像は2枚並列)
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お開きになって、2次会へ。私はここでいったんホテルチェックイン。荷物を置いてから再度出向く。
しかし、私が店に到着した時にはもうすでにみなさん出来上がっていて、イマイチ輪の中に入れなかった。もっと若い花火師さんとお話ししたかったのになぁ。
あ、でも加藤煙火さんとはお話もできて、この後そば屋さんまでご一緒できたからいいかぁ。ちなみに加藤煙火さんとは大学が一緒だった。当然私の方がはるかに先輩であり、全く接点はない。
マルゴーさんとも名刺を交換させていただいた。長岡の花火でスタマを打ち上げてくださる煙火店である。花火鑑賞士特別賞を取られた小勝さんとも少しお話したが、やはりまだまだ若いだけあって、仕事上は怒られてばかりらしく、ここでこういうふうに褒められるのが本当にうれしいという。
まぁ、私たちの駄話で喜んでいただけるのであれば幸いです。
結局ホテルに戻ったのは午前2時であった。
前日も2時間睡眠だったんだけれどなぁ、私。
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