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花男の物置部屋 引っ越して3箇所目

備忘録的に食ったもん、読んだもん、聴いたもん等を書いてます。

「処方箋のないクリニック 特別診療」 仙川 環

2025-04-15 12:46:00 | 活字もすっげえたまには読むぞ

シリーズ第二弾。文庫で発売されたので、しばらく新作ではなく既読作の文庫化と勘違いしてスルーしちゃってました…週末読み始めて昼休みに読了。

 

総合病院の敷地内のひっそりとあって、ハーフパンツの名医青山とオレンジ色のナースミカが居るクリニック。初診につき1000円ぽっきり。病院的には非公式?ながら格安でお役立ちだと口コミ紹介でやってくる患者たち。γGTPがやばい値で医者に止められるが、派閥流れの左遷のストレスで夜のストロング缶が手放せなくなった管理職女子は「自分はアルコール依存症ではないはず」と訪れる。陰謀論に嵌まり?「スイーツなんか毒だ!」と妻が手掛けようとするスイーツ店舗の出店に反対する母を連れ込んだのは、バカな上司と部下に挟まれ爆発寸前な営業所族の元辣腕エンジニア。玉の輿狙う港区女子は、いい感じに捕まえられそうな男に逃げられぬように高額やせ薬に手を出したら挙動がやばいことになって、再開した同級生にクリニックを強く勧められて・・。自分の容姿に絶望し人との有機的な関係を概ね断絶しゲーム生きがいで、そんな時にバイト先でうずくまるほどの首絵の痛み・・・職場のコミュ強中年女子の勧めでクリニックへ。尊厳死を希望すると突然言い出した夫に納得できない妻は紆余曲折会った末にクリニックへ。蕎麦アレルギーで病院に担ぎ込まれた子供の母親は日本に旅行中の日系米人で、そこで世話になった医者の机の上にアメリカでかつて付き合っていた男(青山)の写真を目にして、クリニックで再会を。・・・・そんな感じですかね。

 

現在の青山がエリート医師から今のスタイルになった歴史も語られてます。今回も凄く気持ちよく、なんか自分には刺さるようです。まだ続編出てほしいな。

 

非常に面白かったです。

 

 

前作感想↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

「処方箋のないクリニック」 仙川 環

 



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