「この銀盤を君と飛ぶ」 綾崎 隼

 

2029年、新潟オリンピックの残り1席を争う二人の天才少女。完璧なセンスと表現力を持つ京本瑠璃と圧倒的な身体能力で驚異のジャンプを見せつける雛森ひばり。共に圧倒的な実力でロシア勢に対抗できる実力を持ちながら協会からもファンからも忌み嫌われる問題児？　順風満帆ではなかった道のりを、それぞれの天才を支えた女性の視点を通して描かれる物語・・・ですかね。

 

ベタと言えばもうかりベタですが・・・良いです。結局こういうのが好きなんですね(笑)　ネオスポコンで絆物です。ひばりに家族ごと思い入れる幼馴染の滝川泉美の関係も良い感じですが、やっぱ、ほぼほぼデレの無い傍若無人なツンデレ瑠璃と振付師江藤朋香のコンビが良いですね。後には爽快感だけと言う後味さっぱりな感じもナイスです。きっちり堪能しました。

 

非常に面白かったです。