花男の物置部屋 引っ越して3箇所目

備忘録的に食ったもん、読んだもん、聴いたもん等を書いてます。

GUNG HO

2006-09-17 16:55:55 | 映画とかドラマとか


お札を身体一杯貼り付けた日本人が道場で絶叫するシーンから幕を開ける1986年の作品。

とある小さな工場町、自動車工場の閉鎖で失業者の山。じゃあ最近景気の良い日本の自動車メーカに誘致して貰おうと。ターゲットはその名も「アッサン自動車」。なんだかんだ誘致する事になるが、こっから大変。日本の工場管理とアメリカ人の労働者文化の差、労働者たちの不満は頂点に達し・・・・てな感じ。

まず、ストーリーとは全く関係無いが・・・とりあえず、ここに出てくる日本人、ほとんど「まともな日本語」がしゃべれないのだ。演者は主に中華系の役者と思われる。デフォルメされた日本人像を悪意たっぷりに演じるにはその方が抵抗が無かったのかも知れない。ちょっと古い映画だから余計日本人の描かれ方が酷いが・・・まあ今でもアメリカ人が思う日本人なんてそんなもんだろう。

文化の違いってのは大変である。正しいか間違ってるかじゃなく、実は「違う」っつうだけなんだもの。ここでのそれはデフォルメされてるけど・・・・概ねこんな感じでした>アメリカ駐在時代の思い出。豊かな国だと思ったですよ、アメリカは。国の基礎体力が違う。日本がまねしたら滅びる。「欠陥0」のくだりとか、「新聞読むな」とか・・・なかなかどうして、妙にリアルです。

物語はアメリカ側も日本側も適度に反省しての、結局「やれば出来るぜ、俺たちアメリカ人!!」てなハッピーエンド。判りやすくて良い。最後一気に車を組み立てるあたりの爽快感もあり。アメリカ人が見るのと感じ方や突込みどころが違うと思うが、それはそれで面白いと思う。いや、結構面白かったです。


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