12色のクレパス

わたしが見た、光を此処に。
Thanks for always being there…

こんなにも青い空。

2013-03-18 05:40:00 | わたしのイチニチ。





こんなにも、青い空なのに。






あの時の、

「ダイジョウブだよ。」

が、大丈夫ではない気がして。







 

庭のはなみずきは、


優しい青い空に向かって、


春の準備をしているのに。















碧から生まれた、優しい青い空。


こんなにも、優しい青い空なのに。






飛んでいけないよ。





飛んでいきたいよ。






何も変わらないままのココロだけが、

置き去りなのか。





変わりゆこうとするココロを、

離したくないのか。










こういう夜は、


かならず、同じ夢をみる。








優しく、ふわっと抱き寄せて。


たぶん、最後の「愛してる」












 

そして、朝がきて。





たとえ、青い空を飛んでいけなくても。



変わらないココロのまま、




此処でいつものように、想う。






「ヨイイチニチデアリマスヨウニ」









温かいイチニチを。
















サンカンシオン

2013-03-14 23:26:22 | わたしのイチニチ。




三寒四温。








春に向かう、この季節。



寒い、雪降る日と。

温かい、春の日差しが降る日。





そんな日が、交互にやってくる。










昨日までの青い空は、



なごり雪を降らせる

グレイの空に変わっていた。

















なごり雪は、


むかし、小学校の理科の教科書に載っていた雪の結晶が、


そのまま、いくつか重なり合って舞い降りる。








親指の大きさくらいに重なった結晶は、


すーっと空から降りてきて。






地に降りる手前、


わたしの足元でフワリと舞い上がり、




消えていく。













そんな、なごり雪の向こう側。






手を伸ばしたら、届きそうな。


手を伸ばしたら、消えてしまいそうな。










大切なモノ。大切な面影。











なごり雪と一緒に、消えてしまいそうだけど。





まだ、もう少し、そこにいてくれたら……











そんな、ナニカが


あなたにも、在るのかな…。













ふと、そんなことを想わせる。



サンカンシオン。





















午後。




グレイの空は、いつの間にか青い空に変わっていて。














白樺、好き( ´艸`)












青い空を見上げていると、


事務所からデンワ。





「今、どこにいます?
 
 寄ってきてもらいたいトコあるんたけど…」











ん?







此処?







白樺の下ですけど…。




 








……そうなの。





道に迷ったの(笑)

















まだまだ、高い雪壁と、



まだまだ、知らない道がある。













何度か、雪壁を曲がって、




見上げた空。

















青い空から、また、なごり雪。










イチニチの中でも、





サンカンシオンを繰り返し。











少しずつ、春に向かう今日この頃。














あと、何回、



なごり雪に会えるかな。





















優しい空、同じ夕日。

2013-03-11 20:34:47 | わたしのイチニチ。


3月11日。


朝、大地はまっ白な雪に包まれていました。


哀悼の意を表すかのように、まっ白な雪。


昨年も、この日は新しいまっ白な雪が降っていた。







木々は雪の花が、空に向かって咲いて。












あの日から、たくさんの涙が流れ。

まだ、こぼれ続ける涙があって。





震災後、何も変わらない風景と、

何もかも変わってしまった日常と。









だけど、見上げた空は、なんとなく優しくて。








だから、伝えていこう。


子供たちに、帰る場所のあるシアワセを。











願わくば、


小さなしあわせが、

綺麗な笑顔が、

あの時の手のぬくもりが、



いつまでも、続きますように。













夕刻。


木々の中に見えた夕日。












同じ夕日を、見ているから、


また、歩こうと思えるんだよ。









わたしが見た、光を此処に。










どうか、温かいジカンが流れますように。







































白と藍色と宮沢賢治と。

2013-03-10 09:10:35 | わたしのイチニチ。






金曜日のお話し。






仕事で、とある地区に配りものへ行ってきました。



山あいの、小さな集落を30集落以上まわります。






いくつかの集落を終わり、ふと、見渡す先は…










まるで、日本むかし話のような…( ´艸`)



まだ、雪深い此処。

白と藍色だけの世界。












次に行く集落は、戸数が二軒だけの小さなところ。



100メートルほど手前に車をとめて、雪道をあるく。




……着いたぁ。








雪深く、玄関へは、雪の階段を下りて入ります。







と、看板が。








 御用ノ方ハ 叩イテ下サイ

 ソノ辺ニ 居リマス。




宮沢賢治か日本むかし話か。




そんなお家( ´艸`)







でもね、コレ、夏に叩いたことがあるの。



そしたら…… やってきたのは、家主ではなくてね。




なんと、ニワトリ!


しかも、集団(*゜ロ゜)






生まれて初めて、ニワトリにかこまれたよ(笑)






でも、今は。


ニワトリさんは、小屋の中。







だから、叩いたの。



カンカンカンって。





そしたら……(*゜ロ゜)





メェェェ











扉の向こうには、シロヤギさん。






家主は、やっぱりお留守だったから、

お手紙置いて来たけれど、

シロヤギさん、食べてないかな…
















途中、家屋のすぐ向こうで大きな雪崩がありました。









配りものに出かける前に、


 雪崩に気をつけてね って。


メールもらったけど… ありがとうね。





改めて、自然の力の大きさを目の当たりにして。


ただ、ただ此処に生かされていることに、感謝。


この大地とともにある、いのち、なんだよね。


















最後の集落に向かうころには、


薄い太陽は、オレンジに。











やっぱり、相変わらず。


白と藍色の世界が続いていて。




そして、むかし話にでていたはずの、

おじいさんとおばあさんが、笑っていて。








ふと、思いだした宮沢賢治の「屈折率」



 七つ森のこっちのひとつが
 みずのなかよりもっと明るく
 そしてたいへん巨きいのに
 わたくしはでこぼこ凍ったみちをふみ
 このでこぼこの雪をふみ
 向ふの縮れた亜鉛の雲へ
 陰気な郵便脚夫のやうに
 (またアラッディン 洋燈とり)
 急がなければならないのか




七つ森ほど、此処は北ではないけれど。



同じように、


自然は美しく、偉大で、時に大きすぎるチカラの前に

何もできなくて。




でも、人がつくりだす、絶望や、悲しみや、喪失感は

人がまた、乗り越えていけるもの。















寄り道しすぎて、すっかり日が暮れる。












ポケットには、

いただいた甘夏やおせんべい、缶コーヒー。





「また、寄っていかっしゃい」って。









のんびりと時間が流れた、そんなイチニチ。










たまには、いいか( ´艸`)






あれ?




いつも、かな…(笑)

































氷の朝、凛として。

2013-03-07 12:58:31 | わたしのイチニチ。




久しぶりに冷え込んだ、先日の朝。





窓には、氷の華が咲いていました。











こんな日は、あたり一面、凛として。




いつもより、姿勢正しいような空気に包まれる。












庭のはなみずき。

樹氷に包まれ、まだ少し先の春を待ってる。







わかるかな?

白い、ツンツンしたもの。

樹氷です。






南天の葉も( ´艸`)














通勤途中の街路樹も、まっ白に。












凍てつく枝は、温かい朝日に包まれて、

輝きながら、とけていく。




だから、ほんの一瞬の美しさ。












こんな朝の空気感が、好き。





凛として、この白い大地に足をつけ、



歩いていきたい。
















遠くで、心配してくれる大切な人たち。


いつか、会いに行きますね。


だから、その時まで、お元気で(^-^)









この、青い空がつながっているんだもんね( ´艸`)













ねぇ、お二人さん。

本当にありがとう。