台風18号。
切なくなるほどの、雨。
降り続ける豪雨は、各地に甚大な被害をもたらして。
あの、泣き崩れた年の、水害が頭をよぎる。
ケイタイは、朝から仕事のデンワが鳴り止まない。
土砂崩れで、いつもの道が通れなくなったり。
市内の川は、堤防ギリギリ。
大木が濁流に流されていく。
この先の橋は、川向こう半分が流されていた。
思わず、お守りのペンダントを握りしめる。
「わたし、帰れないかも…」
道路はいたる所で、冠水。
昨日まで、光り輝いていた大地は、
泣きたくなるような光景に変わっていた。
春からの作業が、思いが、流されていく。
自然とともに、此処に生かされていることの意味を、
何度となく、突きつけられ。
そのたびに、涙する。
どうか、これ以上、
被害が広がりませんように。
台風の過ぎた夕方。
明日は、この夕日が朝日となって昇る。
どうか、少しでも
ココロ オダヤカニ…
今日も、いってらっしゃい。