公的機関がいっぱいなら、なぜ民間に新型コロナウイルスに感染しているか調べるPCR検査を依頼しないのか。
民間は今すぐにも検査できると、準備万端なのに・・
あちこちにたらい回しにされたあげくに調べてもらえず、結局、重症化している例もある。
ちゃんと調べて結果がわかれば、たとえ軽い風邪のような軽症でも、陽性なら仕事を休んで家の中で過ごす選択もできるけれど、検査できないまま対策もせずに生活していれば、市中にウイルスが蔓延してしまうだろう・・・と、素人でも想像できるのに。
この疑問、ようやく原因がわかった。
28日テレ朝モーニングショーに出演した、岡田晴恵白鴎大教授が告発した。聞いた話として・・
「これはテリトリー争いなんだ。このデータはすごく貴重で、地方衛生研究所からあがってきたデータは、全部、国立感染研究所が掌握しており、このデータは自分で持っていたいと言っている感染研OBがいる。そのへんがネックだった」
参照 https://www.j-cast.com/tv/2020/02/28380844.html
参照 https://www.j-cast.com/tv/2020/02/28380844.html
つまり、民間に依頼すると、感染研のOBの手元にデータが来なくなるから、公的機関だけに絞らせるという意図的な示唆があったようだ。
そのOBは、論文とか自分の功名心のためだろうか、データを独占したかったのだろう。
ツイッタに上げてくださった方、感謝します。
↓
岡田教授の告発。この件を野党は追求してほしいと、玉川氏。「政治家との会話の中で、なぜクリニックから直接PCR検査が出来ないのか?と問うたところ、これはテリトリー争い。衛生検からの貴重なデータを感染研が全て掌握したいとする一部のOBがいる。それがネックだった。」#モーニングショー pic.twitter.com/6YiBJT9Nhg
— サチエ (@bettybeat) February 28, 2020
ふと思い出したんですが、3.11原発事故当時の東電と官邸の関係のこと。
官邸につめていた東電関係者は、事故についてのまともな説明がつかず、「今何が起こっているか」と言うことがわからなかった。
東電本社は、今思えば、原発を守りたい一心でなんとか事故を矮小化しようとしたかったんだと思う。
要領を得ない説明に挙げ句の果ての原発の爆発と現場撤退の打診だもの。
だけど、菅直人は、東電の立場をおもんぱかるような人ではないから、当然厳しい対応をする。それこそイラ菅の面目躍如だ。
参照→リーダーの責任感とは、最後は自分の命をかけるということ
原発にしても、ウイルスにしても、政治家は専門家じゃないから、専門家の話は頼り。でも、そこに会社のエゴ、組織のエゴ、個人のエゴがからみ、悪知恵の働く者がいたとしたら、専門用語を並べれば、ちょろい政治家は簡単に丸めこまれてしまうだろう。
大事なのは利害関係のない第三者の目。
一部の人のために全体の利益が損なわれることはあってはならないから。(安倍政権下でいうのも虚しいけど・・)
感染研OBが誰なのか、これからわかってくるのだろうけど、やはりこういう所にも組織の利害が絡んでいたとはね。
今の安倍政権に、感染研に乗り込んで叱れる人は・・・いる?
なお、東電トップの方針は間違っていたと思うけど、東電にも命がけで事故と向き合った吉田所長らがいらしたように、感染研の中でも問題のある人は一部だということを、岡田晴恵さんも強調されていたのでそれを付け加えます。
(岡田さんも生放送の本番中に勇気出してよく話してくださいました)
★2月29日追記
まずは岩田健太郎医師のような実際に感染症の対策にあたってきた専門家の話をよく聞き、対策にあたること。検査が遅れている原因を突き止め、必要なら法改正をしてでも検査体制を強化すること。希望する人全員の迅速な検査が必要です。野党は議員提案を準備しています。 https://t.co/zBYusPc1qC
— 菅直人(Naoto Kan) (@NaotoKan) February 29, 2020
●岩田健太郎医師のような実際に感染症の対策にあたってきた専門家の話をよく聞き、対策にあたること。
●検査が遅れている原因を突き止め、必要なら法改正をしてでも検査体制を強化すること
●検査が遅れている原因を突き止め、必要なら法改正をしてでも検査体制を強化すること
これが菅直人。
アドバイスしてくれた専門家をクルーズ船から追い出すなんて論外。
記事が更新される前に、わたしもtwitterで見て、
げんなりなっていました。
2011年3月12日以降の放射線被爆のときと同じだーと。
あのときは、「直ちに影響はない・・・」という微妙なメッセージがありました。
あの9年前から始まった、危機状況を再体験しているような気がしてなりません。
先ほど、ブログの記事を更新しました。
「未来を選ぶ・・・」
https://shihihaida.blog.fc2.com/blog-entry-1061.html
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枝野さんの本を読んだら、そのときのことも書いてあった。
放射能については、素人だから専門家の話を聞きたいのに、官邸につめていた東電関係者も何もわからない、しかし時間が来たら、官房長官として、会見に臨まなければならない。
何にも原稿がない中、その都度、質問にも答えなければならない。
当時は、原発が壊れたあと、国民の放射能パニックになる沸点が、とても低い状態でしたし、「何もわかりません」とは言ってしまえば、国民の中にさらに不安と恐怖が蔓延する。
だから、あのようにしか言えなかった、と回想していました。
(記憶で書いてますので微妙に違っているかもしれませんが)
当時の官邸は、誰よりも怖かったと思いますよ。最悪を想定すると、原発の半径500キロが避難区域になる可能性もあったそうですから。
多分、誰が総理をやったって何もできない、彼らが完璧なんて言わないけど、当時の菅・枝野以上にできた人なんか、いなかったと思います。
菅さんの書いた本によれば、東電本社に行ったら福島第一とつながっているテレビ電話があって、官邸には伝えられてなかったほしい情報が全部そこにあった、と驚いていました。
そこで、細野豪志さんを東電に張り付かせて逐一情報を得られるようになって、ようやくエッジがきいてきたそうです
(これも記憶で書いているので微妙に違うかもしれませんが)
だから、本当に政治家の突破力は大事だと思います。
こういうときでも自分の利益を守ろうとする人が必ず出てくる。
菅さんは正攻法過ぎて、原子力村と野党自民党に速攻、敵認定されて叩かれ続けましたが、倒れるときも前へ、っていう感じで短い間に「浜岡原発停止」「原子力規制委員会の設置」「再生可能エネルギー促進法」を置き土産にしてくれました。
当時のキネシオロジーテストでも、「菅内閣だから、乗り越えられる」という答えが出ていました。
>あの9年前から始まった、危機状況を再体験しているような気がしてなりません。
そうですね、現在と9年前を比較してみて、今頃バッシングされ続けた当時の菅政権が見直されてきた。
時間に淘汰され、嘘は消え真実が残った感じ。
9年間、わざわざこれほどひどい安倍政権が生きながらえてきたのは、人々が自分のゆく未来を自ら選ぶ時間だったのだろうかと、いまさらながら思います。
お金か命か、で、経済を選んで自民党が復活した9年間。
自分さえ良くなれば良かったのか、その選択は正しかったのか、自分たちに返ってくる問題でもありますよね。
>「未来を選ぶ」
拝見しました。
ほんとうに、今が未来なのかもしれないですね。
お返事が長くなり失礼しました。
民主党政権の皆さんは、決死の覚悟で、寝る間も惜しんで、がんばってくださいました。
「直ちに影響はない・・・」というのは、すごいメッセージだったと思っています。
そのメッセージをきちんと受け取って、行動された方々と、されなかった方々の差が、今、はっきりと見えてきています。
東電や原子力研究所などから、情報があがってないから、ああ言うしかなかったのだろうな・・・と感じていました。
国民がパニックを起こさないように、言葉を選んで慎重に対処していたのがひしひしと伝わってきました。
先日の、2月26日の枝野氏の国会質疑の動画をfacebookでシェアしたときに書いたコメントをこちらにも。。。
日本の医療システム、教育システム、危機管理の脆弱性が露呈しています。
機能していないのは、どこに原因があるのでしょう?
首相はじめ行政トップの各大臣の能力が欠如しているというのは、歴然としていますが。。。
各省庁の上層部の官僚の連携して、適切な対応をしているようにも見えませんし。。。
スペインのシステムが一概に良いとは感じていませんが、医療も教育も自治州単位です。
県、市町村立は存在しません。
大きな単位なので、現場の状況が分からずに、機能しないこともあるのですが、危機的状況のときは、自治州政府が判断したら、または、国が判断したら、各自治州に伝わり、そこから、直接、現場へと指示が徹底されます。
医療システムは、日本には開業医が中心ですが、スペインは、社会保険適用の公共医療が中心です。
地域ごとに診療所があり、家庭医が勤務しています。
診療所で診察後、専門家の診察が必要なら、大学病院や大病院へ回されます。
救急の場合も、同じような感じですが、遠方なら、診療所から救急車で運ばれます。
教育システムでは、一番下が不登校になったときには、自治州の教育省から、県に伝わり、県のソーシャルワーカーが派遣されて、我が家が抱えている根本的な原因をきちんと見抜き、問題解決の手助けをしていただき、状況が改善しました。
調子の良いときには、どんなシステムでも、それなりに機能しますが、問題が出たときにはシステムの脆弱性が露見し、しわ寄せの影響を被るの、通常末端である現場であり、弱者です。
衆議院 2020年02月26日 予算委員会 #11 枝野幸男(立憲民主・国民・社保・無所属フォーラム)
https://www.youtube.com/watch?v=qjdJBc4ePT8
東北大震災、福島原発事故に、命がけで、寝る間も惜しんで、真摯に対峙した人の言葉には、真実の重みがありますね。
菅元首相、桝添元厚生大臣もです。。。
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先日の夢(海外在住者)
2016/03/14
https://shihihaida.blog.fc2.com/blog-entry-682.html
利害関係のない第三者の目って本当に大切だと思います。
今、地域での亜麻栽培から繊維取り出し、製品作りのプロジェクトが始まっています。
外国人の私が言いだしっぺになって、地域の団体が複数で動き始めました。
これも、利害関係のないわたしが地域全体の将来の利益を考慮して言い出し、動き出したから、サポートを受けられているものだと思っています。
これから、地域の人々を巻き込んで大きな流れにしていきたいと思っています。
5年計画、10年計画の長期プロジェクトになると思います。
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9年前は菅さんのツイッターは罵声だらけでしたが、現政権のひどさが反面教師となって、当時の菅政権が再評価されていますね。
当時は、バッシングは理不尽すぎると思っていたので、こういう風にちゃんと気づいてくださっている方は増えてきたこともとてもうれしいです。
https://twitter.com/NaotoKan/status/1233392968452542464
枝野さんの動画本当にありがとうございます。
リアルタイムで見てたとき、心が震えました。
私もブログ記事にしようとしてたのですが、書きたいことがいっぱいあって、まだ書けてなくて、次にえだのんのことも出さなくては!
スペインのシステムは、ほとんど知りませんでしたが、教育や医療煮関しては、貧富の差で不公平が出るのはやはり国家として未熟だと思います。
スペインのシステム、いいですね。
>今、地域での亜麻栽培から繊維取り出し、製品作りのプロジェクトが始まっています。
外国人の私が言いだしっぺになって、地域の団体が複数で動き始めました。
素敵ですね。
これからは脱プラスチックの流れですから、化学繊維よりも自然素材が見直されてきていると思います。
これからが楽しみです。