虹色オリハルコン

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どちらを選ぶかは自分次第

虫嫌いではエコはできませぬ

2008年06月02日 | ハチドリのひとしずくとエコ

こう見えても、私は虫が好きだ。
虫といってもゴキちゃんや、蚊やハエなどのお邪魔虫は、困り者だけど、外で遭遇する分には、どんな虫でも極めて好意的な受け止め方をする。

昔は、虫が苦手で部屋の壁に1センチくらいの蛾が張り付いていただけで、110番はしなかったけど、友達に電話をかけて泣きついてたり、買ってきたキャベツにナメクジがついていて、実家の母に電話して、「ナメクジがついてる葉っぱだけはがして捨てろ」といわれたのに(その前に「そんなことで電話するな」と怒られたけど・・)、それすらできなくて、キャベツ丸ごと1個捨ててしまった大馬鹿娘だったのに、時はかように人を成長させてくれる。

私は知った。結婚して最初の年、借家のムクゲの木にアリマキが、びっしりついていたのを。どうしたものかと思ったら、不思議な格好の小さな虫が、アブラムシを食べだした。調べたら、それはテントウムシの幼虫だった。
よく見たら、ムクゲの葉の裏に、びっしりついた小さな卵。それも調べたらテントウムシの卵だった。
やがて、ムクゲのアブラムシは、信じられない勢いで食い尽くされ(正確には、体液を吸われて)いなくなってしまった。
そして、テントウムシの幼虫は、小さなサナギになってテントウムシへと羽化していった。
このなんでもない、小さな家の小さな庭の小さな木に起こる、目くるめくドラマに私は目からうろこが落ちたのだった。
虫に対する恐怖は、畏怖に変わったといってよい。人間のすぐそば、30センチのところで、同じ空間を共有して、ムクゲもアリマキもテントウムシも、それぞれに必死で生きている。今まで嫌っていた虫たちによって、この世界がまるで違うワンダーランドに変わって見えた瞬間だった。

そんなことに気づいたら、それまで怖かった毛虫がぜんぜん怖くなくなっていた。本当に不思議なものだ、人の心なんて思い込みひとつでまったく変わってしまうんだから(笑)


あんまり大発生したら、退治するけど、1匹くらいなら放っておきます。
先日、同じ毛虫が地面でアリに襲われて、絶命しているのを見ました。(T_T)


それに、虫が怖くなくなったことは、コンポストを使っている上で大変助かった。なぜって、夏場のコンポスト、うっかり土を入れ忘れてしばらくしてふたを開けた時、なんともいえないにょろにょろの何かの幼虫たちが大発生して、ミミズバーガーのようにねちゃねちゃとうごめいているのを見たときは、まるでホラー映画のようだったから(笑)
こんな場面も動ぜず、「ああ、土かぶせ忘れたなあ」と冷静にこの場面を見ていられる自分にも感心する今日この頃。(笑)

★トップの写真は「フォトココ」様よりお借りしました。

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