日が暮れてまた日が昇る

今回の都知事選は、ちょっと思い入れが強すぎて、いつになく残念の度合いが強かったから・・
残念だったな。
残念だったけど、蓮舫さんの負けの挨拶も最後まですがすがしかった。
繰り返すけど、蓮舫さんの強さと優しさ、今回の立候補者の中で唯一無二のとても高いパワーの人だった。


でも、いい芽が出てきたのは事実。「ひとり街宣」という形で、自発的に選挙に参加する人たちが生まれてきたことだ。
それは組織票や、知り合いに頼まれたからと言うようななれ合いの選挙ではなく、勇気を出して自分ひとりで立ち上がることだから。

自分はこの人に政治を託してみたい、という一人一人、個人の確固たる宣言だから。

民主主義って、本当はそういうものだったのではないか、と目を開かせてくれるような自発的な「ひとり街宣」の行動が素晴らしかった。
そして人々のそんな行動を引き出した蓮舫さんが、すてきだった。


考えることをやめて、調べることもしないで、組織の言うまま、教団に言われるまま、あるいは漠然とした、地域のなれ合いの中で行われてきたのが知事選だったりした。
知事選はよほどの悪いことをしない限りは、だらだらと同じ人が続けて利権が生まれる。日本全国、似たようなものだ。
そんなだから、投票率も良くなかったでしょう。


この8年の小池都政のなかで、大手企業との利権が生まれ、自民党とほとんど変わらないことしてきたのに、マスコミは全然報じなかった。
調べるほどに、これ以上都庁にいたらだめな人だろうとわかったけど、多くの人はテレビが言わないと、何も知らない。
mRNAワクチンの接種の時と同じだ。
自分に直接の害がなければスルーしちゃうんだろう。
だから、振り込め詐欺はなくならないのだなと改めて思いました。

小池さんはこれから、針のむしろが待っているのか、また知らんぷりで4年間続けるのかわかりませんけど、とにかく前のようには行かないかも。
それとも、電通などの利権を使って、マスコミに睨みをきかせてもらうのか。
だけど、もう情報として、「人となり」もやってきたことも、本や雑誌の中で公開曝露されてしまって、わかってしまった人はわかってしまったですからね。
選挙中に脅迫文が届いたというけれど、後ろめたいことがある人ほど、よけいに怖いでしょうね。
本当は・・2期でやめた方が良かったんじゃないかなあと・・ふと思いました。