先週末、F1に関する記事をエントリーしましたが、その直後から脱線BLOGのstarf42g氏にたくさんの情報を頂き、コメント欄にてやりとりしました。
彼は自らをにわかファンだとおっしゃってられますが、いえいえ情報集めに余念のないれっきとしたマニアおじさんです。
僕もテクニカル面やスペック面にやたら詳しいF1オタクではなく、ただただ極限のレースを観る事が大好きなマニアおじさんですが、今シーズンからのレギュレーション変更には『???』と首をかしげてしまいます。
レギュレーション変更、早い話がマシンに関するルールの変更です。
今季3部分で大きな改正(悪?)がありました。
タイヤ
もともと、説明にもあるように3日間で10セットのタイヤをふんだんに使っていた各チームでありますが、今年から予選・決勝通して1セットのみとなりました。
F1というのは一開催、週末の金土日を使って行われます。
金曜日は予選の走行順番を決めるフリー走行、土曜日に決勝のスターティング・グリッドを決める予選、そして日曜日は決勝レースというのが形式です。
主催者側は、この土日の走行を1セットのタイヤでやれと。
昨年秋にこの情報を聞いた僕は「はぁ~?」と思いましたね。
タイヤバーストなどにはタイヤ交換が認められるらしいのですが、肝心の天候変化は?
レース開始に雨が降っていても、終盤にはカンカン照りなんてことはしょっちゅうあります。
このときのウェット/ドライの選択の妙が面白いのです。
昨年、余分にピットに入りいち早くドライに履き替えた皇帝・シューマッハが不利を見事克服して逆転優勝を演じたのは記憶に新しいところ。
第一、走れば走るほどグリップ力がなくなるのだから危ないでしょうが!
そこを考えて、抑えてゆっくり走りなさいよと言うことなのだろう。
ここでまず減速1。
エンジン
昨年は1グランプリ1基のエンジンの使用を認められていたが、今季は2グランプリに対して1基のエンジン。
ということは、倍の耐久性が求めらるということです。
昨年、BARホンダの佐藤琢磨は前半エンジントラブルに泣かされることが多かったが、今年はさらに過酷な状況に追い込まれそうです。
当然のことながら耐久性に重点を置くと、ウェートで不利に。
回転シフトに重点を置くと、スピード面で不利に。
レースの究極の目的が、よりよい市販車作りなのだからこれはいたしかたのないことですか。
しかしながら減速2。
エアロパーツ
空力(ダウンフォース)の低下を余儀なくされています。
ダウンフォースとは空力効果により走行中の車体をより低くして、ストレート・コーナーともにメリットを得ること。
ウィングをはじめとするエアロパーツがないとF1マシンはあのようなスピードでは絶対走れません。
時速300km超では、車も飛行機のように空へ舞い上がろうとしますし、暴れたおして操縦することも困難になります。
走行中にフロントウィングやリアウィングが一つ飛んだだけで、操縦不能になりクラッシュします。
つまりダウンフォースを低下させれば、高速での運転がより困難になり危険が増すことになるのです。
結果、減速3。
以上のように国際自動車連盟(FIA)はマシンのスピードを抑制しようとして、これらのルール改正を打ち出してきましたが、誰よりも速く走ろうとするのがF1ドライバーです。
彼らへの危険が増したとは考えられないでしょうか?
エンジンブローやタイヤバーストの確率もぐんと上がります。
また、天気や路面温度を考慮してのタイヤ選択や100分の1秒を争うピット作業もレースの醍醐味の一つでした。
さらにはリンク記事にあるように、ポイントに絡まない順位で走行するマシンはあえてリタイアしてしまうなどのネガティブな駆け引きにまで発展してしまうでしょう。
今季はフェラーリとホンダをのぞく各チームのドライバー地図も大きく塗り替えられました。
ファン・パブロ・モントーヤ ウィリアムズ→マクラーレン
ラルフ・シューマッハ ウィリアムズ→トヨタ
ジャック・ビルヌーヴ ルノー→ザウバー
デビッド・クルサード マクラーレン→レッドブル(ジャガー)
ヤルノ・トゥルーリ ルノー→トヨタ
マーク・ウェーバー ジャガー→ウィリアムズ
ニック・ハイドフェルド ジョーダン→ウィリアムズ
ジャンカルロ・フィジケラ ザウバー→ルノー
ざっと挙げただけでも、これだけの有名どころが移籍を果たしています。
彼らがチームを変えてどんな成績を残すのかも見所だったのですが、今回のレギュレーション改悪を受けて、リタイアするマシンがどっと増えるか、見ごたえのあるオーバーテイクがぐんと減るかで面白さ半減というところではないでしょうか・・・
★画像は昨シーズンの鈴鹿サーキット、トヨタ応援席から琢磨応援席を撮影したものです。
彼は自らをにわかファンだとおっしゃってられますが、いえいえ情報集めに余念のないれっきとしたマニアおじさんです。
僕もテクニカル面やスペック面にやたら詳しいF1オタクではなく、ただただ極限のレースを観る事が大好きなマニアおじさんですが、今シーズンからのレギュレーション変更には『???』と首をかしげてしまいます。
レギュレーション変更、早い話がマシンに関するルールの変更です。
今季3部分で大きな改正(悪?)がありました。
タイヤ
もともと、説明にもあるように3日間で10セットのタイヤをふんだんに使っていた各チームでありますが、今年から予選・決勝通して1セットのみとなりました。
F1というのは一開催、週末の金土日を使って行われます。
金曜日は予選の走行順番を決めるフリー走行、土曜日に決勝のスターティング・グリッドを決める予選、そして日曜日は決勝レースというのが形式です。
主催者側は、この土日の走行を1セットのタイヤでやれと。
昨年秋にこの情報を聞いた僕は「はぁ~?」と思いましたね。
タイヤバーストなどにはタイヤ交換が認められるらしいのですが、肝心の天候変化は?
レース開始に雨が降っていても、終盤にはカンカン照りなんてことはしょっちゅうあります。
このときのウェット/ドライの選択の妙が面白いのです。
昨年、余分にピットに入りいち早くドライに履き替えた皇帝・シューマッハが不利を見事克服して逆転優勝を演じたのは記憶に新しいところ。
第一、走れば走るほどグリップ力がなくなるのだから危ないでしょうが!
そこを考えて、抑えてゆっくり走りなさいよと言うことなのだろう。
ここでまず減速1。
エンジン
昨年は1グランプリ1基のエンジンの使用を認められていたが、今季は2グランプリに対して1基のエンジン。
ということは、倍の耐久性が求めらるということです。
昨年、BARホンダの佐藤琢磨は前半エンジントラブルに泣かされることが多かったが、今年はさらに過酷な状況に追い込まれそうです。
当然のことながら耐久性に重点を置くと、ウェートで不利に。
回転シフトに重点を置くと、スピード面で不利に。
レースの究極の目的が、よりよい市販車作りなのだからこれはいたしかたのないことですか。
しかしながら減速2。
エアロパーツ
空力(ダウンフォース)の低下を余儀なくされています。
ダウンフォースとは空力効果により走行中の車体をより低くして、ストレート・コーナーともにメリットを得ること。
ウィングをはじめとするエアロパーツがないとF1マシンはあのようなスピードでは絶対走れません。
時速300km超では、車も飛行機のように空へ舞い上がろうとしますし、暴れたおして操縦することも困難になります。
走行中にフロントウィングやリアウィングが一つ飛んだだけで、操縦不能になりクラッシュします。
つまりダウンフォースを低下させれば、高速での運転がより困難になり危険が増すことになるのです。
結果、減速3。
以上のように国際自動車連盟(FIA)はマシンのスピードを抑制しようとして、これらのルール改正を打ち出してきましたが、誰よりも速く走ろうとするのがF1ドライバーです。
彼らへの危険が増したとは考えられないでしょうか?
エンジンブローやタイヤバーストの確率もぐんと上がります。
また、天気や路面温度を考慮してのタイヤ選択や100分の1秒を争うピット作業もレースの醍醐味の一つでした。
さらにはリンク記事にあるように、ポイントに絡まない順位で走行するマシンはあえてリタイアしてしまうなどのネガティブな駆け引きにまで発展してしまうでしょう。
今季はフェラーリとホンダをのぞく各チームのドライバー地図も大きく塗り替えられました。
ファン・パブロ・モントーヤ ウィリアムズ→マクラーレン
ラルフ・シューマッハ ウィリアムズ→トヨタ
ジャック・ビルヌーヴ ルノー→ザウバー
デビッド・クルサード マクラーレン→レッドブル(ジャガー)
ヤルノ・トゥルーリ ルノー→トヨタ
マーク・ウェーバー ジャガー→ウィリアムズ
ニック・ハイドフェルド ジョーダン→ウィリアムズ
ジャンカルロ・フィジケラ ザウバー→ルノー
ざっと挙げただけでも、これだけの有名どころが移籍を果たしています。
彼らがチームを変えてどんな成績を残すのかも見所だったのですが、今回のレギュレーション改悪を受けて、リタイアするマシンがどっと増えるか、見ごたえのあるオーバーテイクがぐんと減るかで面白さ半減というところではないでしょうか・・・
★画像は昨シーズンの鈴鹿サーキット、トヨタ応援席から琢磨応援席を撮影したものです。
速度を落とさせようって考えが。。F1に携わる(ファンも含め)者には愚かな考えとしか思えませんね。しかし、今シーズンはもうすぐ。。次のニュース(琢磨のコメント見ると。。)を見るとF1全体のことはさておき、007は大丈夫?なんとかしてくれ~て気持ちになってしまいます。クリック→http://www.ksky.ne.jp/~tahara/f1/News2005/02/1504.html
かなり個人的な感情でもの言えば、レギュレーションに関係無く、琢磨の活躍が見続けたい!
「おいおい!頼むで~!」
ってな内容ですね。
僕も琢磨には他の日本人F1ドライバーとは違った格別の思い入れがあります。
ホンダのテクニカルスタッフさん、頼みますから琢磨に最高のマシンを。
今年こそ鈴鹿で琢磨の表彰台最上段を見たいのですから。
それによる順位の変動も含めてF1だという感覚が
あったので、今回の変更は残念ですね
何よりドライバーが危険にさらされるというのはどうなのかと?
セナの事件みたいな事が起こるのはもうたくさんです
あのサンマリノ、今宮さんの涙
「それでもF1、モータースポーツは続いていくんです」
って震えながら話した言葉は一生忘れないと思います
ピットやタイヤの選択の妙ってありますよね、shuさん。
なんか1セットのタイヤで約80周走るなんてねぇ。
F1はドライバーの安全をすごく考えてはあるんですが、クラッシュの危険性はぐっとアップするとおもいますよね。
セナが事故で命を落としたなんて、今でも信じられないですが、第二のセナを出さないようなルール変更をして欲しいですよ。
あそことかはメッチャ天候が変わりやすくて、それに併せてタイヤを交換したりセッティングを変えたりする所にドラマがあるわけですよねー
スパで同一タイヤで走りきれなんて危険過ぎ
あそこはホント天候が変わりやすいし、そういうトコでセッティングやタイヤのチョイスを固定させられるって非常に危険ですよね
晴天から急なスコールとかだってあり得るし
改悪だなぁー、早く戻してほしい
土日を通して1セットのタイヤで走りきれるもんなんでしょうかね。
BSもミシュランも頭抱えてるんでは?
このルールは、長続きせんと思いますよ。
ドライ履いてて雨降り出したら、クラッシュやスピン必至ですよ!