
私の母は漉し餡派。
とは言っても、母が作ってる記憶より、
私が子供の頃、年に数日だけ泊まりに来てくれた、母方の祖母が作ってくれた記憶。
子供の覚えでも、祖母はとっても細い小さい身体でしたが、
丁寧に豆をこして、泥水みたいなのを手ぬぐいで作った袋にジャバっとあけ、
力を込めてギュウッと絞って水切りしたら、ホッコリした餡子玉が出来て、
それが今度は砂糖でトロトロになって、
やや暫く弱火で練ってプツプツ言い出す頃には、美味しい漉し餡の出来上がり!
「おばあちゃんってスゴーーーイ!!!」と思いながら、
手伝うでもなく、横でワクワクしながら見ていた鮮明な記憶。
でも味については、サラッとしていたっけ…とか、結構塩が効いてたっけなぁ…?
という、かなりなウロ覚え。
おばあちゃん、ゴメンよ。 だってもう30年以上前のことだもの…。
いつか作ってみたいなーと思いつつ、
ついつい自分で作るのは、お手軽なつぶ餡でした。
お正月に毎年、本当に杵でついたお餅をお裾分けしてくれるお友達が、
いつも数個だけ、餡子入りのを混ぜてくれるのですが、
それが漉し餡で、それも手作りで、アーーーッサリしていてとっても美味しい!
今年も頂いた後に会った時に、作り方をちょっと真剣に聞いてみたら、
まずウチには、手ぬぐいの袋が無いってことに気が付いた。
でもそういえば、前に夫が冗談で買ってきた、変な柄の日本手ぬぐいがあったわ!
それを袋に縫っちゃったら、も~ういよいよ豆を漉してみたくて堪らないっ!
で、なんだかんだハチャメチャになりながら、
でも友達の教えと、祖母の記憶を頼りに、無事に完成しました。
何度も舐めて味見して、甘味も塩気も塩梅よくわからなくなったけど、
まぁ、初めてにしては上出来♪
サラッとしてすぅっと溶ける、シットリ漉し餡になりました。
それにしても、やっぱりつぶ餡に比べると贅沢な食べ物だなーと思いましたヨ。
時間や手間が掛かるのもそうだけど、
漉した皮を捨てるとき、つぶ餡だったら全部食すのにね~とちょっと考えました。
でも、それに値する程の口どけだから、やっぱり贅沢な上品さだなーと。
北海道は、本州各地から入植した人が持って来た食文化が基本だから、
だいたい私の年代の2~3代前の先祖の出身地で、
食べ方の系統つくことが多いのですが、
やはり祖母は新潟から入植したそうで、そういや笹団子も作ってくれたっけなぁ…。
新潟由来の人は、たいてい漉し餡派なんじゃないかな?
あ、今回は漉し餡がテーマだったので、オハギに仕立てた理由は簡単だから。
確か、もち米5:うるち米1くらいで作ってたよね~?
これも怪しい祖母の記憶。