中国江西省出身の歌手en‐Ray＝エンレイ＝(29)が故テレサ・テンさんの命日の８日、第１弾シングル「永遠のひと」を発売する。
en‐Rayは「子供の頃からテレサさんの大ファンで、彼女のように国境を越えて、多くの人たちに歌を聴いてもらうのが夢でした」と語る。
高校在学中、中国政府主催の歌のコンテストで優勝した実力派。
「永遠のひと」はテレサさんへのトリビュート曲。
日本語での歌声には、テレサさんをほうふつさせる艶やかさと切なさがある。
ＣＤにはテレサさんのヒット曲のカバー「別れの予感」も収録する。
デビューに先立ち、台湾でテレサさんの実弟のジム・テン氏と対面。
「永遠のひと」を耳にしたジム氏は「いい声で歌っている。何よりも声質が似ている」と太鼓判。
「別れの予感」については「私の大好きな曲の１つ。中国風のアレンジもいい。これが入っているとヒットする」と語った。
関係者によると、多くの歌手が「テレサさんの後継者」になるべくジム氏を訪れるが、これほど気に入った様子なのは初めて。
「姉のことをこんなに思っていてくれて、とてもうれしい。何か手伝えることがあれば遠慮なく言ってほしい」と全面協力を約束しているという。
（スポーツニッポン 記事参考）
