2006年正月に劇場公開されるアニメーション映画「銀色の髪のアギト」の制作発表が9日、六本木で行われ、ヒロイン「トゥーラ」の声を演じる女優、宮崎あおい(19)が出席した。
(写真:左から、濱口優、宮崎あおい、勝地涼)
「銀色の髪のアギト」は、「新世紀エヴァンゲリオン」や「シティーハンター」のスペシャル版など、数々のアニメーション作品の演出に携わってきた杉山慶一の初監督作品。
荒れ果てた地球で運命的に出逢った、未来の少年アギトと過去から来た少女トゥーラが、育った環境の違いにとまどい、葛藤しながら成長していくという内容。
声優陣には、あえて専門の声優を使わず、本格的なアテレコは初めてという俳優たちがキャストを固めた。
宮崎は「動かないまま、叫んだり演じたりするのがとても大変でした。自分自身の表情で伝えるのではなく、声だけで表現するのが難しかった。(トゥーラは)このセリフをこういう表情で言うんだなって思いました」と話した。
主演のアギト役の声で、映画「亡国のイージス」で注目される若手俳優の勝地涼(20)「普段やれないことがアニメの中ではできる。難しかったけれど、だんだんアギトになってくる感覚が楽しかった」と緊張した表情で語った。
主人公アギトの友人役として出演したお笑い芸人、よゐこの濱口優(33)は「33歳の自分が少年役をやっています。(本編が)自分の声で映画が始まるところが見どころなので、ぜひ劇場に足を運んでください!」とアピールし、会場を笑わせた。
その他、トゥーラの父にはCMやナレーションでも活躍する俳優の大杉漣(53)、アギトの父には布川敏和(39)が声の出演をしている。
会見では、9月に公開される人気マンガを原作とした映画「NANA」にも出演するし活躍中の宮崎は、トゥーラと同じ深い赤のジャケットを着て登場。
「(トゥーラが)大切にしているものを守るために頑張っている姿を見てほしい、音楽も素敵だし、映像もきれい、ぜひ楽しみにしててください」と話した。
(毎日新聞 記事参考)