
もうあっという間に時間が経ってしまいましたが、2月24日はわたくしの4枚目のアルバム「ゲームプログラマーが夢だった。」レコ発と、私事ながら48歳の誕生日もついでに祝ってもらおうというワンマンでした。
蓋をあければ満員の幡ヶ谷36°5、みなさんの前でたっぷりと歌えて、みなさんにレコ発と誕生日を祝っていただけて、本当にシアワセな夜でした。本当に皆さんありがとうございました!
レコ発も4回目ともなれば慣れてきそうな気もしますが、まったくそんなことはない、やはり長い時間をかけて情熱を注ぎこんで作り上げたアルバムのリリースは、何回目だろうとその時だけの特別な時間だなと思います。いろいろなことを思い出しながら開演を待つあの時間、そして胸がいっぱいになって言葉を選びきれずに会場を混乱に陥れるMCの時間(笑)、万感の想いとはまさにこのことだなと思います。
前作「I'm a Songwriter」を作ったあと、全国を廻っていく中で、「自分でSongwriterを名乗っておきながら、新曲を全然書いていなかったり持ち曲が少なかったりするのはダサいな」と思ったことから始めた2023年の毎月新曲チャレンジ。そのチャレンジを幡ヶ谷でいろんな方に見守っていただけて、おかげで作ることができた15曲の新曲たちを今度は2枚のアルバムにすると宣言した2024年。そうして作ったまず1枚目も、こうしてたくさんの方に見守られてリリースできて、たくさんの方にCDを買っていただけて。
わたくしは本当にシアワセでございます。
まだまだ、もう1枚の制作がこれから待っていますし、大きな目標に向かう道半ばでしかありませんが、でも最初の目的地に順調にたどり着けたことはとても喜ばしいことだと思います。
個人的に、3枚目までは同じベクトルのまま、初期衝動だったり進化だったり変化だったりを飲み込みながらも色合いの違うアルバムを作ってきて、4枚目というタイミングでけっこう大きくベクトルを変えて違うタイプのアルバムを出すというここまでの流れは、もちろん中身はいろいろ違うところはあれど、どうしても野狐禅のときの流れを思い出してしまいます。
あのときは3枚目を出したタイミングでメジャーレーベルも事務所も離れ、個人事務所とインディーズレーベルで4枚目に挑み、初めて弾き語りだけのアルバムを出したけれども、野狐禅の活動自体がちゃんと回らなくなって解散に至ったのはご存知の通り。
今回も意図はまったく違えど、3枚目まではとにかく必死に今の自分ができる最高を!という気持ちで突っ走ってきて、4枚目で弾き語りのアルバムを出したいと思うに至ったという妙な共通点にはちょっとゾクっとする感じがあります。
ただ、今回はさらに野狐禅では到達できなかった5枚目を見据えて、すでに手を伸ばし始めています。この5枚目に到達できたときには、自分の中でとても大きな山を越えられそうな気がしています。
今はまだまだそんな話をするのは早計ですが、ちょっとずつ視界に浮かんできた大きな山影をちょっとだけ意識しながら、日々の航海をしっかり進めていきたいと思います。
そして、野狐禅を離れて一人になった僕が、こんなにも航海を進めて来られたのも、たとえばあの日の幡ヶ谷36°5に集まってくださった皆さんだったり、全国のお店で同じように支えてくださった皆さんのおかげで、間違いなく皆さんの力のおかげです。そんな皆さんへの感謝の気持ちを込めた航海日誌のようなこのアルバムを渡しに、また全国を廻っていきたいと思います。
アルバムのこととか、年齢のこととか、これからの目標のこととか、まだまだ話し足りないし、書きたいこともまだまだありますが、まあこれ以上はって気もしますね。とにかく、今の全力を出し切って、最高のライブをやって、最高の皆さんに祝っていただけて、最高に幸せな48歳を迎えることができました!これからも頑張っていきます!
皆さん本当にありがとうございましたー!
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます