添心爛漫(てんしんらんまん)

~心に思ったことを添えて載せていきます~

『K-20』

2008年12月30日 | TV番組・映画
今年最後見た劇場の映画。
『K-20』、怪人20面相。

※以下、一部内容に触れる、かつ辛口批評になるので
 この映画を見ていない人、おもしろかったと思った方はご注意ください。※



むむむ、なんか自分の期待と違っていたゾ。。。


うちは怪人20面相だから、トリックや盗みのテク、義賊の生き方みたいのを期待し、
金城くんたちと騙し騙されのスリリングな内容が見れると勝手に期待してしまった。

その気持ちでこの映画をみると、
『はでなアクションが見たくてバットマンを見に行ったけど、
 やっていたのはバットマンビギンズで、内容が期待と違っていた』
感をもってしまう・・・。


どっちかっつーと、この映画の内容は怪人20面相にだまされて
金城君がそれに復讐をする、その過程が描かれている映画だったのね・・・。

金城君の努力と成長、松たかことのラブが中心。



う~ん、これはこれとしておもしろいかもしれんが
もったいないなぁ~とも思った。

華族などの階級格差を残した日本を舞台にしているけど
その舞台背景を活かしきった内容というわけでもなく。
貧民層については少し触れているけど、
華族がどんな生活でどんな虐待、差別を行っているかよく描かれてないな~。
もちょっと知りたかったな、そういう舞台裏。

あと新旧怪人20面相の盗みをする理由がよくわからんかった。
旧の方は華族に恨みがあったの?
世界を変えようとしていたのはわかるけどどんな世界を描いていた?
そこらへんの思想、背景がいまいち不明瞭なままだった。
新の方もサーカスするために盗みをしはじめたの?
義賊になった?安易すぎない?

内容の謎解きの要素が変じゃない?
少年探偵団の子があやしい挙動や発言をしていたけど結局何にもつながらず。
怪人20面相の正体がわかった手についてもそんなヒント視聴者には伝わらず。
周りをうろうろしていた帽子の男もなんだそんなことかという最後のネタばらし。
『あぁあれがここにつながるのか~
という謎解きは狙っていなかったのかな。


なんか勝手に期待だけ広げて、勝手に失望してしまった。
今後はちゃんとあらすじを先に見てから映画を見るようにしよう・・・。

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