『人を殺すとはどういうことか』
タイトルはすさまじいけど、
内容は殺人をおかした無期懲役囚などを収容する
LB刑務所という場所でいろんな受刑者のヒアリングを行ったもの。
この本で一番インパクトあった部分。
それは、
受刑者は犯罪を犯しても相手に対する贖罪はなく、
「今度はうまくやろう」と考える、というところ。
完全に自分志向になっている。
協調性に欠けるというか、
相手がどう考えるかという思考が欠けてしまっている。
同じように『さまよう刃』。
これにもこんな文脈があった。(要約して抜粋)
「ちょっと前、こんな犯人がいた。
18歳男性で、同棲していた女から浮気をなじられ、かっとなって首を絞めてしまった。
その男はその後、その浮気相手とデートして、ラブホテルに行って2泊もしている。
どうしてか。
それは自分の部屋には死体があるから。
部屋に帰ったら、その死体を何とかしなきゃならない。
それがいやだからラブホテルにいたんだ。
部屋に帰りさえしなきゃ、死体があるっていう事実から逃げられると思ってたわけだ。
こういう人間の神経を理解しようとしても無駄だ。
奴らには、自分の行為によって周りにどんな影響を与えるかとか
人がどう思うかなんてことを考える頭がないんだ。
大事なことは今自分が何をしたいかだけなんだ。」
この2冊の本は大罪を犯した人のことを書いているけど、
実際はもっと身近でこれに近いことを感じることはないだろうか
電車の中とか、レストランとか、公共の場、道路...。
音楽がんがんにかけて音漏れしている人とか、
静かにすべき場所で騒ぐ、らくがき、給食費未払い、等々・・・。
少しずつ自分志向が進むことで、
社会としてあってはならない方向に向かっているのかもしれない。
タイトルはすさまじいけど、
内容は殺人をおかした無期懲役囚などを収容する
LB刑務所という場所でいろんな受刑者のヒアリングを行ったもの。
この本で一番インパクトあった部分。
それは、
受刑者は犯罪を犯しても相手に対する贖罪はなく、
「今度はうまくやろう」と考える、というところ。
完全に自分志向になっている。
協調性に欠けるというか、
相手がどう考えるかという思考が欠けてしまっている。
同じように『さまよう刃』。
これにもこんな文脈があった。(要約して抜粋)
「ちょっと前、こんな犯人がいた。
18歳男性で、同棲していた女から浮気をなじられ、かっとなって首を絞めてしまった。
その男はその後、その浮気相手とデートして、ラブホテルに行って2泊もしている。
どうしてか。
それは自分の部屋には死体があるから。
部屋に帰ったら、その死体を何とかしなきゃならない。
それがいやだからラブホテルにいたんだ。
部屋に帰りさえしなきゃ、死体があるっていう事実から逃げられると思ってたわけだ。
こういう人間の神経を理解しようとしても無駄だ。
奴らには、自分の行為によって周りにどんな影響を与えるかとか
人がどう思うかなんてことを考える頭がないんだ。
大事なことは今自分が何をしたいかだけなんだ。」
この2冊の本は大罪を犯した人のことを書いているけど、
実際はもっと身近でこれに近いことを感じることはないだろうか
電車の中とか、レストランとか、公共の場、道路...。
音楽がんがんにかけて音漏れしている人とか、
静かにすべき場所で騒ぐ、らくがき、給食費未払い、等々・・・。
少しずつ自分志向が進むことで、
社会としてあってはならない方向に向かっているのかもしれない。