添心爛漫(てんしんらんまん)

~心に思ったことを添えて載せていきます~

『オーケストラ!』

2010年06月21日 | TV番組・映画
昨日、たまたま空いた時間に
ちょうど京都シネマで時間があって見た映画。

きっかけはあれだったけど、、、


超、よかった!!





中身は没落した元天才指揮者がひょんなことから
元オーケストラメンバーを集め、パリで一大コンサートを開く、という単純なもの。

その中に没落した理由、
メインのヴァイオリニスト(役割名なんていうんだっけ?)、
メンバーのやる気のなさ、
などなどがあいまっていき最後にほろりとこさせる。


タイトルと違って演奏シーンになる曲は一曲のみ。
チャイコフスキーの協奏曲。

途中、かなりだらけもあり
「ここらへんのシーンは時間つなぎか?」と思ったり、
のだめと違って演奏が全然ないな、と思ったりする。

けど、それら全てが
チャイコフスキーの協奏曲、その一曲のためにそそぎこまれている。


メンバーの演奏者魂に火がつく携帯メールのシーン、
チャイコフスキーの協奏曲でバイオリンが鳴り響くシーン、
そしてチャイコフスキーの協奏曲。
すごくいい。

最後の20分をもう一回みたいくらい
オーケストラの演奏もよく、音もものすごく上質だった。


今度は本物の演奏でチャイコフスキーの協奏曲、聞いてみたいな。

『紳竜の研究』

2010年01月15日 | TV番組・映画
MBAのリーダーシップの授業で、
「人間関係が苦手だが、そうすれば改善できるか」
を講師の方に聞いた際、参考に教えてもらったDVD。
それが『紳竜の研究』。

島田紳助と松本竜助、二人の漫才を振返っていくドキュメンタリー(?)。

その中で、紳助がNSCで講義した内容が含まれているのだけど
これがすごい。


有名な1経営者のコメントを聞くように、
成功とか、よりよい生き方とかに関するTipsがちりばめられている。

紳助は口がうまいのでどこまで本当の話かわからないが、
でも考えさせられるものは多い。

正月の帰省から帰る新幹線の中で観ていたのだけど、
思わずメモをいくつかとってしまった。

ぜひ、一読することをオススメしたい。

【自分が一番インパクトあった言葉メモ】
・異常な努力はしてもムダ。
 むやみに練習しない、なにを目指すかをまず考える。
 目標やゴールをイメージしてから、努力することが必要。
 その際に、『誰に価値を感じてもらうか?』を考える。

・勝つことに注力する。
 そのために勝つ部分を見つける。
 ほかの人ができることに勝負をしかけず、勝てるところを見つける。

・X:自分の中身を分析
 Y:時代の変化→経営者のうち成功者を分析
 →XとYから自分の公式を創造する。
  ただし、この公式も一回決めれば一生使えるわけでなく
  Yの変化に常に注意し見直していく。
 =世の中に自分をあわせていく

・心で記憶する≠脳で記憶
 感情の起伏を激しくして心に記憶すると忘れない。
 また感情で話をする(心で記憶したことを語る)と相手に強く伝わる。
 脳の記憶ではイメージを共有できない。

・いろいろなことに興味持ち、うろうろする。
 他の人と同じものを、おもしろく見て、感じて、料理をつくる。

・同じような人間と一緒にいても一時的なモチベーションを高めるだけ、
 後は傷のなめあいにすぎない。
 →大成するのはほんの一部、
  大成しない人間と一緒にいても思考が固まったりマイナス要素が多い。

・ストリップ嬢を卑下していないか?
 自分はパンツ脱いでまで、恥も外聞も無視して
 がむしゃらにやっているのか自問しろ。

・やってみないとわからない。
 辞めるのはやってみてからでも遅くはない。

映画『のだめカンタービレ 最終章』

2010年01月08日 | TV番組・映画
わたくし今週まで長期の正月休みのため、
なにかしようと映画を見てきた。

それが『のだめカンタービレ』。

結論から言えばこれは見なくていい、2部作の後編を見た方がいい。

オケ1回、ピアノソロは特になし、
話もきつきつに詰めた感じで
あんまり映画館で見る価値はなかったなぁ。
映画館のスクリーンと音響でコンサート並みの音楽を期待していただけに、残念。

のだめらしい笑いどころはちょこちょこあったけど。

あとなぜかなだぎ武が、出番多い脇役ででてたのが気になった。
ウェンツとかベッキーはわかるが、
外人の動きがうまいからといってなだぎ武はいかがなものなん
なんかレッドカーペットかものまねTVみてる感じだったよ。


とさんざん書いたけど、次回予告を見て後編は見てみたいなぁと思った。
のだめと千秋の関係とか、オケとかも多そうだし。
だのでこれから見ようと考えている人は
前編はレンタルで、後編は劇場で見るのがオススメ。

『化物語』

2009年09月10日 | TV番組・映画
今期見ているアニメ。『化物語』。

お人よしの高校生と、
怪異と呼ばれる妖怪につかれた少女たちが繰り広げる
不思議な物語。

昔少年ジャンプにあった「アウターゾーン」に似た感じかな?


これももとはライトノベルかなんかをアニメ化したものらしい。

この作品、ストーリーもさることながら「言葉あそび」がおもしろい。
まぁヒロインがツンデレということもあって
ちょっと漫才にも似た、
「過激な発言とそれをつっこむ相方」、
というようなセリフのやりとりがふしぶしにあっておもしろい。

「涼宮~」もやっぱりそんな感じのセリフのやりとりがおもしろかった。

文学的な小説で表現、描写、思想、などを楽しむのもいいけど
ちょっと肩の荷を下ろして
言葉のやりとりそのものを楽しむノベルってのもあっていいと思う。
ぜひノベルの方も読んでみよう。



HACHI 約束の犬

2009年08月13日 | TV番組・映画
映画「HACHI」を公開初日に見てきた。



いやぁ~いい映画だった。
映画の中で4回泣いてしまった。

忠実であることのすばらしさにぐぐっときた。
飼い主を駅で待つ犬に
「忠実」という人間の尺度をあてはめるのも変な話だけど、
犬がそんな思いがあって待ち人を待っているのか
ホンとのところはわからないけど、
『きっとこの犬はこんな思い出待っているはずだ』
と考えてしまう。

映画の見せ方もそれを意識してか、語りは少なく
ただただ待つシーンを繰り返す。

やるなぁ。まんまと引っかかったぜ。


特に感動したのは4シーン。(見ていない方はネタバレ注意)

①ハチが飼い主の注意を引こうとしていたとこ。
 あぁハチがいつもと違う行動をしていたのはこういうことだったのか。
 秋田犬の特性だったのか、と思った部分でしんみりきた。
②駅員がハチにもう待たなくていいんだ~みたいなことをいったシーン。
 駅にいる誰もがハチに語りかけても、ハチは駅舎のドアを見つめ続けている。
 うぅ~ん、ぐぐっときた。
③飼い主の奥さんが墓参りに来て「まだ待っていたのね」と語ったとこ。
 ほんとによぼよぼで汚らしくなっているのに、
 まだひたすら待っている姿は感動。
④最後ハチがなくなるとこ。
 ここはいうまでもあるまい。

これはぜひいろんな人に見てもらいたいし、自分ももう一度みたい。
それくらいよかった。
いつも映画に対しては辛口だけど、感動系の映画には弱いな。


しかし、その夜フジテレビの土曜プレミアム後にHACHIの番宣があったのだけど
ほとんどいい場面をその番宣内で流してた。
これって、映画館に行っても、番宣の内容を確認するだけになるんじゃ・・・。
いい部分を出しすぎだろう。