添心爛漫(てんしんらんまん)

~心に思ったことを添えて載せていきます~

介護の現場と政治家

2007年03月11日 | 思うこと・気づいたこと
今日、NHKスペシャル『介護の人材が逃げていく』を見て、
介護現場の実態を知った。

肉体的にもしんどい仕事、年収は300万、
4人に1人は辞めていくんだとか・・・。
職員の賃金は、介護報酬でまかわなければならず
賃金を高くすることはできない。

今後のビジネスとして、介護ビジネスが謳われているが
現場はこんなものか・・・。

一番衝撃的だったのは、フィリピンでのアンケート。
現在、フィリピンの方が海外で介護しようと準備しているが、
その人たちに
『将来どこで働きたいか?』と聞いたら、
カナダ、オーストラリアが主で、それからイスラエル、中国等。
日本は一人もおらず。

カナダでは二年介護士として働けば永住権がもらえる。
それに対し日本は4年生大学卒業者のみが介護士として受け入れの対象。
これが日本の実体か?
これを政治家は知っているのか?


これとは少し話がずれるが、以前太蔵議員が
夕張に視察に行っているときのニュースをみた。
たった数時間の視察に、効果はあるのかというキャスターの質問に
『ちゃんと勉強してから来ています、大丈夫です』
と言っていたが、夕張の現状を知って
『そんなことになってるの
と本音が。
これを見て、『政治家は新聞読まなくてもやってけるのか』と感じた。
それともそんなに忙しいのか。

国と言うのは誰が把握して、誰が動かしているのか。
どこが動けば何が変わるか、それすらなんだかわからないなぁ。