KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

十一月の終わり

2021年11月30日 | 俳句
天気 晴

近所のレトロなカフェが、すっかり初冬の雰囲気になった。
午後、入院の仕度の買い物の帰り道、木枯しに葉っぱが舞い散り、なかなか風情のある十一月の終いの日の風情。スマホを取り出したものの、カフェの客の出入りがあったり、立ち止まったベビーカーが何があったのかなかなか動かない。寒いし荷物は重いし・・ごめんなさい、ママさんの後姿が写ってしまって。

今日しか買い物の時間がない・・と焦って午後、百均とドラッグストアとスーパーへ。
あちこち行ったように見えるけれど、徒歩2分の場所の同じ建物の地下~2階までに全部ある。しかし・・何でこんなに疲れるの?というくらい、今日は買い物しているだけでマスクをほおり出したくなる息苦しさと動悸と不整脈。
買い物しては廊下の人影のないベンチで休憩して水分補給して。・・というよりも、水分補給のフリをしてマスクを外す。
何とか、メモしていったモノは皆買えた。メモしなかったらきっと忘れる・・細かいものも含め20個くらいあったから。

前回の検査入院は2泊3日でしかも真夏だったので、荷物も少なく済んだ。化粧品などは残り少なかった乳液を瓶のまま持参したり、歯磨きも、洗面台の使いかけをそのまま荷物へ。といった手抜きで済んだ。着るものも真夏だから適当で良かったけれど・・
さて、冬に入院した経験がないので、寒がりの私には衣類など、どの程度にすばいいのかが解らない。でも寒さ対策はとっても大事なこと。使い捨てカイロも買い足す。
などなど・・あれこれと、異常に疲れた。なぜ?と思い帰ってからスマホで確認したら、低気圧が近づいていて気圧急降下中。台風も、小笠原諸島近くまで来ているという。無論、それがこちらへ来ることはなくても、1000㌔離れている大きな低気圧を感知する・・私は、霊感持ち?

便利な百均の容器などで何とか荷を作り、一昨日詰めた衣類などに今日の分を入れてみたら・・入りきれない。


これにまだ、タオル類がある。やっぱり1週間の入院でも一回は病院で洗濯しなくちゃ(コインランドリーはある)。パジャマを減らさないと。
明日、また考え直そう。明日は明日で予定はあるけれど・・忙しいです。入院したら点滴と検査以外は何もなくて暇な・・筈。

木の葉降る昭和の硝子窓のカフェ  KUMI
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霜の朝

2021年11月29日 | 俳句
天気 晴 朝0℃

足元に湯たんぽ(電子レンジで温める湯たんぽ風)を入れて寝るのに、足元が寒くてまだ真っ暗な時刻に目が覚めてしまった。
日の出の時刻に外を見ると、屋根が真っ白。ちょっと窓を開けたら寒い寒い。もしかしたら地面にも霜が降りたかも・・と思ったが、ここは外へは出られない。0℃まで下がった、というのはあとで知った。多摩川でも「け嵐」が見られたという。

昨日の紅葉と同じ日に撮った川崎民家園の写真。今年も干し柿を作ったかどうかは解らないが、この寒さで甘い干し柿が出来上がったことだろう。


そろそろ入院の準備、と思い昨日は病院へ出す書類を書き、今日は少し衣類の準備。一週間の入院なんて、もう長いこと経験したことがない。がんの手術も心臓の時も入院は4泊だった。あとは短期間の白内障やら検査入院やら。洗濯をする元気がなくなったら困る・・と思うとどんどん荷物が増える。病棟へ入ったら「完全隔離」なので、売店へ買い物にも行けない。
熱が完全に下がりきらないので、今日の予定の歯科とドラッグストアへの買い物は延期。あと2日で全部出来るかなあ、と焦っても仕方がない。これ以上熱が出たら入院そのものが延期になる。師走の忙しない時期に延期は困る。

さて、「異臭お茶事件」はまだ終わっていない。
一昨日、ふきのとうさんが、現場で働いている姪御さんの話として「嗅覚異常は認知症の人にあり得ること」という情報を頂いたので、昨日はそれとなく食事時間に「情報収集」。そして、ネットでも調べてみた。認知症と関わる人たちの間では知られていたことのようだ。なるほど、ゴミ屋敷になっても平気な高齢者、臭いが気にならない、ということか。
結果、本当に認知症の人は平気で飲んでいるが、それ以外の人はやはり、飲めないそうだ。いつも仲良く話す90歳と95歳の二人のお姉さまも、飲んでいないと言う。あまり人に「お茶、おかしくない?」と聞き回るのも何だかイヤなので今まで聞かなかったのだ。「認知症の人たちは、確かに平気で飲んでる」と彼女も言う。認知症と認知症予備軍の人たちと、正常でも臭いなんか鈍感な男性たちが、どうも平気なようだ。口うるさいジイサンたちも居るのに、あまりそのことが話題にもならない。そういう人たちが半分以上を占めていては、やはり問題視はしないものなのだろうか。

自販機でいちいちお茶のボトルを買うのも面倒なものだ。

霜晴や犬が急げば飼主も   KUMI
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紅葉のじゅうたん

2021年11月28日 | 俳句
天気 晴 木枯し

写真は、いつも吟行句会で行っていた生田緑地の民家園の外側。民家園の中には紅葉が殆どなくて、この一画だけが真っ赤に染まる。あまり人の通らない場所なのでちょっとした穴場の紅葉。重たいデジ一持参では俳句どころではなくなるので、これは吟行のあとでカメラだけ持って撮影に行ったものだと思う。7年くらい前のもの。とにかく、足元が真っ赤に染まってみごと。人があまり来ない場所なので踏み荒らされない。これほどみごとな日はなかった・・ただ、曇天だったのが少し心残りだったことを覚えている。
心臓も健在だった、元気に歩き廻れる最後の頃だったと思う。



懐かしい写真を見ても、また行きたい・・とはあまり思わないのが不思議でならない。今の体調の状態では何処へ行っても元気な頃と同じようには動けない。元気な頃に戻りたい、とはチラと思うことはあっても、無理だと悟ったので今の状況で楽しめることしか出来ない。
今月初め、大好きな昭和記念公園へ友人に連れていってもらい、つくづくとそれを思った。日差しの中でお弁当を囲んで、それが今の私には最高に楽しいこと、だった。前の年には行けた銀杏並木まで行こう、とは思わなかった。
散り紅葉を楽しみたかったら、近所の公園へ行ってみるのがいいのだが・・来月初めには入院するので、それまで体調を崩す訳にはいかない。とくに、風邪で熱を出すことは禁物なのだ。
今日は朝から、何となく風邪気味で、少し熱っぽい。普段なら37℃くらいの熱に驚かないけれど・・何とか、これ以上の熱が出ないことを祈るのみ。

短日や文字の大きな請求書   KUMI
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味覚・嗅覚障害?

2021年11月27日 | 俳句
天気 晴のち時々曇

ラウンジの午前の日差し。コロナ騒動もすっかり収まったような平和な風景ではあるけれど・・
また、新しい変異ウィルスが出現したというし、欧米諸国やお隣韓国は感染者急増。今の日本は運よく平穏な状態になっているだけ、と思ってはいる。正月明けたら、また感染者数が増えるだろうし、ワクチン効果も薄れていくだろうし。
でも、私は見なかったが、今朝の報道番組で某学者が「2ヶ月後には日本もヨーロッパと同じ感染状況になる」とのたまわったらしい。只今は限りなくゼロに近い状況が、10万人あたり300人以上の感染者数、などどうしたら起きるの?成田空港の検疫はやめて、マスク装着禁止法でも出したら、そんな数になるかもしれないけれど・・注意喚起に留めてほしい。
本当に起こること?・・希望なんかありゃしない。そのテレビ、見ていないので詳しいことは解らないが、脅すのもいい加減にしろ!と言い返したい。
午後には奇妙な雲が空に拡がった。

さて、別にコロナ感染した訳ではないけれど、このところ私は自分の味覚・嗅覚に自信がなくなった。
例のお茶に異臭のする状態は、まだ続いている。いつも、ではないし強弱はあるけれど、食事の時に臭いが鼻につくと飲めない。臭いと味が変、というのは隣の席の人も認めていて、強いときは「半分しか飲めなかった」と言う。でも、前に座る二人は気にならない、と言う。私がひと口で吐き出してしまうお茶をガブガブ飲んでいる。
私は、自販機で買ったほうじ茶を飲んでいる。別に、そうそう費用がかかる訳ではないけれど、私以外に味がおかしい、とか言い出す人が居ないので、気にする私の感覚が異常のような気がしてきた。敏感で繊細なのねえ。と前に座る元教師は言うけれど、そんなに繊細な人間ではない。ただ、嗅覚が良いだけ・・だと思っていたが、良すぎることも異常なのだろう、と思うしかなくなった。これも、味覚・嗅覚の異常なのかもしれない。
今日は看護師さんに「私が異常なだけだとは思うけどちょっとお茶を飲んでみて」と頼んでおいた。看護師は食堂のものは口にしないようだ。検食は、介護士と事務室で交代して誰かが食べている。臭いは認めても、話がそれだけで終わってしまう。所長の話では「消毒用の漂白剤かな」と。そう言われればそうかも。これしか水分はありません、と言われれば飲むけれど・・

やっぱり、飲めない私が異常なのだろう。
さて、ペットボトルのお茶のストックがなくなったので、1階までほうじ茶買いに行かなくちゃ。

今も闇多き武蔵野底冷えす  KUMI
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一日ごとに冬へ

2021年11月26日 | 俳句
天気 晴

何だか忙しなく過ごした一日、目の保養に・・と開いたファイルの15年も前の
不忍池の写真。当時は吟行句会でよく行った上野公園界隈、スマホのない時代なのでもしかしたら、コンパクトデジは持っていったのかもしれない。
ユリカモメは東京都の鳥。このあたりの多摩川まで飛んでくることがある。冬になると都心の公園には邪魔なくらいに居る。

この時の句ではないが、私の気に入っている句。
  東京の空よりこぼれ百合鷗  KUMI
市ヶ谷の外濠あたりで作った句。中央線の電車の上をユリカモメが舞っていた。珍しくもなかったユリカモメも懐かしい鳥になってしまった。

という日、昨日病院での治療を決めてそのための入院日まで1週間しかなくて、気持としては落ち着かない。まだ用意する、という時期ではないが・・施設の関係者(ケアマネ・看護師など)に話したり、改めて昨日のドクターの話の治療を確かめたり・・

と落ち着いてせねば、ということは色々あるのに、午前中は近所の友人とカフェで会い、久々にお喋り。楽しかった。
昼食のあとは、階下の友人が部屋へ来て、お喋り。といっても、こちらは楽しい、と言い難い。二人とも同じ病院で似通った病気の治療中で、彼女は私よりもはるかに年上なのに手術予定、ということだし・・話は尽きない。
その彼女が帰ったら、先日来てくれた後輩が、近くの駅前の催しに行ったので、とまた寄ってくれてお喋り。途中で看護師さんが来て、今回の治療について色々報告して・・

自分の部屋では、悪いけれどマスクはしないことにしているので、お喋りも普通の声ならあまり疲れない。
でも最近、一日でこんなに喋った日はないかも・・。
明日は、そろそろ入院手続きとか、荷物とか、始めないと。とにかく一度にパッと片付けるのが最近はとても疲れる。まだ日にちはある、と思っているうちに経過してしまうのが日にちなのだ。これからも入院が増えるかもしれないし、体の動くうちに買い物もしなくては・・

眼の乾く朝よ天気図冬型に  KUMI
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