KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

現代俳句鑑賞

2010年05月23日 | 俳句
天気 雨

一日雨。暑くも寒くもない雨というのも五月だから。こんな日に何の予定もないこともまた、恵みの雨かもしれない。

この10年、本はなるべく買わないことにしている。捨てるのに執着のない雑誌だけにして、読みたければ図書館で・・。もう、何でこんなに増やしたの?というくらい本だらけで、捨てられなくて困っているからだ。
と思いながらも、俳句関係の本でやはり手許に欲しい・・と思うと買ってしまう。
その、最近買った本が写真の「現代俳句の鑑賞事典」東京堂出版。
宇多喜代子・黒田杏子監修だから、ということもあるが、編集委員の一人が月2回世話になっている句会の先輩の俳人(といっても年齢は私よりもはるかに若い)だったのだ。そんなつてで発行直後に安価に手に入った。
宇多喜代子氏が前書きを、わが主宰が後書きを書いている。編集委員は全部女性。

現代俳句、だから昭和からの俳人ばかり、見開きの2ページに一人紹介してあり、なんとその人数159人、句数は一人30句。読みごたえがある。
帯には「入門事典」とあるが、すでに俳句に馴染んでいる我々にも、とても新しい感覚で読める。最近は、暇をみては一日に何頁かずつゆっくりと鑑賞しながら読んでいる。あまり馴染みのない無季俳句なども、30句ならば抵抗なく読める。馴染みのある俳人の句は、名句を読み返すことが出来る。
今、いちばん気に入っている本。

抜く人のなくて鋪道の夏蓬 KUMI 
コメント (2)
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