上海下町写真館2010

上海より半年ぶりに帰国しました。マイペースで故郷の風景や歴史などをご紹介します。

博多カメラ散歩:博多祇園山笠「追い山ならし」

2014年07月15日 06時00分00秒 | ふるさとの風景
1.1番山「土居流れ」、表題は「武昌太平楽」。
「武昌太平楽」とは舞楽の曲名で中国風の装束に兜を付け舞うそうです。

各流れは800人から1000人の舁き手が参加します。

2.2番山「大黒流れ」、表題は「千年契」。


人形の主は豊臣秀吉。表題の「千年契」は博多の復興に来訪した時に開催された歌会での秀吉の連歌に由来するそうです。

3.3番山「東流れ」、表題は「四神守天而人護郷土」:ししんはてんをまもりて ひとはきょうどをまもる。
 

中国の神話に登場する四神「青竜」「朱雀」「白虎」「玄武」を表しています。

4.4番山「中須流」表題は「猩々酒宴寿」:しょうじょう しゅえんことぶき。


中国の故事「猩々と孝行息子」。猩々が泉の水を酒に変え、孝行息子がそれを売って大金持ちになる話。
歓楽街中洲の発展を祈願した題材。

5.5番山「西流」、表題は「牛若丸」。



6.6番山「千代流れ」、表題は「真紅兵貫義」:しんくのつわもの ぎをつらぬく。


人形の主は大坂夏の陣での徳川家康を追い詰める真田幸村です。

7.7番山「恵比寿流れ」、表題は「我者博多総鎮守」:われははかた そうちんじゅ。


人形の主は櫛田神社櫛田宮の祭神、大幡主大神(おおはたぬしのおおかみ)です。

700年の伝統でしょうか。毎年変わる標題の豊富さ、人形師さんたちの造詣の深さに関心させられます。

撮影は3年目ですが、場所取りのこつが段々分かってきました。

撮影:CANON EOS5DIII + EF24-105mmF4 L IS


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7 コメント

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Unknown (Hiiroshi)
2014-07-15 07:32:07
私はいつもTV観戦です。今朝も勿論TV観戦です(汗)

若いとき2~3度行きましたが。朝起きるのが辛くて、徹夜したことも…

終わると、いつもの日常に街が戻るのが清々しくていいですね。
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Unknown (ごーさん)
2014-07-15 12:16:02
日本のお祭りは何処に行ってもワクワクして楽しいですね。
しばらくこのような感動するお祭りに出会ったことがないですがもし日本に帰ってチャンスがあればシャッターを切りまくると思います。
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Hiiroshiさん (haichaolu)
2014-07-15 16:22:59

昨年は早起きをして出かけましたが、地下鉄の祇園駅は大勢の人で身動きできませんでした。
夜明け前なので暗くて撮影も厳しい状態でしたので、
素人が撮影するのは追い山ならしが無難だと思いました。
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ごーさん (haichaolu)
2014-07-15 16:26:19

山笠の走路を予想して待っていましたが、警察の規制線が張られたりするので、アングルがイメージしたよりも違ってきました。
本番は大変な人出ですから、もっと条件が悪くなります。
今回は近場で撮影できたので良しとしました。
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haichaloluさん (上海・東京ベイビーのパパ)
2014-07-16 06:29:24
とっても、良い写真ですね~!
大迫力で、
祭りだ! 祭りだ! 祭りだ!
って感じです!

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上海・東京ベイビーのパパさん (haichaolu)
2014-07-16 09:46:07

山笠には子供達の「先走り」という役があり、大勢参加しています。
そこで伝統や礼儀作法を学びます。
次世代に祭の伝統を残すことも大事なことですね。
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haichaloluさん (上海・東京ベイビーのパパ)
2014-07-17 06:24:55
まさに、おもてなし、にも通じますね!

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