はんなり、万華鏡

京都を中心とした旅行記や文化についてあれこれ。

秋の京都2011

2011-11-19 01:09:16 | 京都・旅行記

伊右衛門のお茶会の抽選に当たり、夜行バスにて京都入り。
女性専用バスなので気楽だ~。
早朝に京都について、友人宅で朝風呂をいただいたり一休み。
友人宅のウサギと遊んだりしてから、遅めの朝食兼昼食?をいただきにイノダコーヒの本店へ。
ゆっくり食事をして、お店で飼われているインコ達に話しかけたりしてから、六角通高倉東入ルにある大極殿本舗で琥珀流しをいただきました。
このお店は随分前に来た事がある。
琥珀流しは、知る人ぞ知る京都スイーツらしいですなぁ。
前に来たときは普通に和菓子を食べたのだったかな?

  

大極殿本舗を後にして、次は織成舘で上七軒の衣装展を見学。
祇園甲部、宮川町と続いて今度は上七軒。
上七軒は西陣にも近く、衣装の質は京都五花街でも群を抜くといいますが、独特な色合いの物が多いと聞きます。
渋めの色が多いイメージがあります。
いくつかの置屋のうち、中里、大文字、市さんなどから出品されていて、着物の柄の名称や所蔵の置屋名などが紹介されていました。

   

   

山水描いたお着物、以前テレビに出演していた中里さんの舞妓さんが着ていましたが、他の置屋からも同じような柄の物があり、祇園甲部や他の花街の舞妓さんも山水を描いたお着物を着ておられたのを見たことがあります。
秋には割とポピュラーな柄らしいです。
衣装を手に取ることは出来ませんでしたが、私は和裁を経験したことがあるので、引き着を間近にみて仕立て方など勉強になりました。


    

   

伊右衛門のお茶会は祇園の歌舞練場のお隣の建物。
普段は都をどりの時に、お茶席付の券で入る時の建物ですね。
芸妓さんのお出迎え、伊右衛門のお茶の葉の紹介コーナーがあり、茶葉を触ったり口にしたりして、お茶の良い香りに包まれます。
雨は降ったりやんだりだったので、残念ながら舞妓さんは室内のみでお庭での記念撮影は出来ず。
記念撮影を楽しんだ後、上の階の大広間に移り、氷出し碾茶をいただきます。
碾茶は初めていだきましたが、濃厚で初めてのお味。
氷出しであそこまで濃くなるのが不思議。
碾茶の後は、祇園甲部の芸舞妓による京舞鑑賞。
大ベテランのまめ晃さんによる「猩々」は、温習会のような緊張感、大きいお姉さんの舞はなかなか見られる機会がないので魅入ってしまいました。
灯火に照らされた舞台は舞手が変わる度に、黒子さんが登場して後ろの屏風を入れ替えてセッティングしなおすという細かさ。
三人の芸妓さん、三人の舞妓さんによる「東山名所」は、手拭いや扇を使う舞。
舞妓さん5人による「祇園小唄」、今まで三人舞までしか見たことがなかったので、5人の時はどういう振り付けになるのか楽しみでした。

   


舞を見た後は、都をどりの時にお抹茶をいただく広間に移ります。
地毛で結った島田髷、赤い襟を出した黒紋付の正装の芸妓さんがお茶を点てます。
お茶席の控えは舞妓さん二人が担当。
昔の都をどりの写真を見ると、控えの舞妓さんが二人だった時代があり、最近は舞妓さんが多くなったのでたまに二人の日もあるようですが、控え二人の席は私は初めて。
都をどりでは、正客以外はお運び専門のスタッフさんが運びますが、この会では8人の芸舞妓さんが全てのお客様にお茶を運ばれていました。
お菓子は、オリジナルの秋らしい色合いのお菓子で美味しかったです。
舞とお点前の時は撮影禁止のため写真が撮れなくて残念ですが、お茶席が終わった後に断ってお茶席の写真を撮らせていただきました。

   

 

芸舞妓さんのお見送り、お土産をいただき、祇園町を後にしました。
今日は肉!という日でしたので、木屋町で焼肉を食べまくり、食後は青蓮院のライトアップに行きました。
青蓮院のライトアップはまったりとしていて好きです。
お抹茶をいただいたりお庭を歩いたり。
以前、青蓮院のお向かいに旅館があったのがなくなっていて、大変にお高そうなマンションになっていてなんかショック。
帰りは知恩院の前を通りかかると、ライトアップされた三門の上に満月に近いお月様。
宮川筋を通って友人宅へ。
銭湯帰りの、すっぴんの芸妓さんとすれ違ったり。
舞妓さんのお店出しがあったのか、玄関に目録が貼られていました。
祇園甲部などでは目録は玄関の中に貼りますが宮川町は玄関の外、お店出しから三日間しか貼られないのでなかなかお目にかかれないのですよね。
翌朝通りかかったらもう無かったので、この日が店だし三日目だったのでしょう。
美味しいワインをいただいて、疲れが出たのか早めに沈没・・・・

    

 二日目はお天気。
友人が仕事に行き、私は家でウサギと遊んだりダラダラテレビを見ながら身支度。
晴れた宮川筋を通ると、路地から舞妓さんが。
と、思ったら変身さん。
宮川町には、昔からあるお茶屋さんが経営している変身処と業者さんのお店が二軒あり、その二軒とも午前中から変身さんが散策されていました。
拵えは・・・・色々と残念かな。。。

タクシー、バス等を乗り継いで高雄の神護寺へ。
途中、焼き栗や銀杏を売っている露店があり、友人へのお土産に柚子と山椒の実を購入。
素朴な山の幸ですね。
神護寺周辺の河原には、お天気が良いので河原にシートを引いてお弁当を食べている家族連れもいました。
神護寺はこの日は京都で一番紅葉が進んでいたようで、参拝客も多かったです。
約10年ちょっと前、友人と6人で神護寺を参拝した記憶があります。
が、この階段は記憶無い・・・・
もう登山レベル・・・・
大勢でワイワイやっていたし、今よりもずっと若かったから印象に残っていなかったのかな~。

   


あの時は良く登ったものだ。
その時の旅行では、貴船から鞍馬寺へ山道を登ったし、なんだかんだと元気だったんだなぁ。
あまりの疲労の為、ろくに写真も撮らず・・・
とりあえずかわらけ投げはやりました。
昔来た時は、3回くらいかわらけを買って投げたけど全然飛ばなかったっけ。
今回も、うまく飛びませんでした。
かわらけ投げは厄除けとして、谷底に素焼きのお皿を投げます。


   

神護寺を後にして、祇園の進々堂さんで友人と待ち合わせ。
サンドイッチを食べて、のんびりとしてから安井金比羅宮へ。
縁切り縁結び碑をくぐってきました。
お尻が引っかからなくて良かったわ~。
しかしまぁ、夕方なのに次から次へと参拝客が。
結構人気スポットなのね。

祇園に戻って、権兵衛さんで夕食。
店の付近に漂うお出汁の匂いに惹かれました。
今回は「木の葉丼」を食べてみました。
関東ではお目にかからない、鶏肉の代わりにかまぼことしいたけを卵で閉じた親子丼のような丼です。
店内のお手洗いで、芸妓さんらしい凄く綺麗なお姉さんと遭遇しました。
いやぁ、綺麗でした~。
友人宅に戻って、頂き物のケーキを食べて、ウサギと遊んで京都駅へ。
帰りも女性専用バスに乗って帰りました。
今回は新宿発着のJRバスでしたが、新宿のバス乗り場が最近代々木側に移転して、代々木駅はバリアフリーではないので荷物を持って階段を上がるのはきついし、新宿駅まで延々と高島屋のデッキを歩くのもきついなぁ、と思っていたのですが、降りるのは新宿駅東口、アルタの近くの場所でしたので助かりました。
前のバス乗り場の方が良かったのになぁ。

友人には今回は色々お世話になり、感謝感謝感謝でございました。
今度は、祇園で飲んだくれましょう(笑)

 

 画像はすべて携帯にて撮影


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