あの日から
私はずっと
君の魔法にかかったままで
未だに
その魔法が解けずにいる
その声は
魔性ね
一度聴いたら
何度も何度も繰り返し
聴きたくなるの
その声に乗せられた
呪文の言葉で
私は
いつも君の虜に
なって
何も考えられなくなってしまう
その魅力で
一体今まで
「どれだけの女性を虜にしたのかしら」
なんて
邪推まで
してしまう私に
君は喜んで
「やっと君が僕のほうを向いてくれた」
そう言って満面の笑顔を
私に見せた
私は君が愛しくてたまらなくなり
君のくちびるに
優しく何度もキスをする
ねぇ
今日はこのまま
一緒に朝を迎えたいわ
そして
今日から明日に変わる瞬間も
夜から朝に変わる瞬間も
君と一緒にいたいわ
そんなことを考えながら
時計の針は0時まであと少し
とりあえず
「帰りたくないわ」
そう君に甘えてみたい