龍田 樹(たつた たつき) の 【 徒然ブツブツ日記 】

目についたこと気になることをブツブツと語っていきます。たまぁ~に神霊的情報も有り。更新はかなり気ままですので悪しからず。

ニ正面作戦

2018-05-15 16:43:46 | “時事”コラム

キジさん、コメントありがとうございました。ご指摘の『日本海側の無防備さ』ですが、T元首相のお膝元のN県などは、県庁所在地の市内中心部の5000坪もの土地を、中国総領事館建設地として中国政府に売り渡してしまっておりますから、これなどは、無防備というよりも確信犯的な内部協力というべき行動なのではないでしょうか? どんな国でも大使館や総領事館がスパイ活動の拠点になっているのは公然の秘密ですから、N県N市は、その市街地の中心部に小さな中国を有して、中国の大規模なスパイ活動の拠点になっているわけです・・・。

さてタイトルの二正面作戦ですが・・・、近代戦での二正面作戦としては第二次世界大戦の、ドイツにおけるヨーロッパ西部戦線とソ連侵攻のバルバロッサ作戦、日本における日中戦争と太平洋戦争、アメリカにおけるヨーロッパ戦線と太平洋戦争があげられるでしょうが、国力に劣る日本もドイツも二正面作戦を展開したことで敗北を喫し、大規模な二正面作戦を展開しても勝利を収めることができたのは、唯一アメリカだけでした。

アメリカは、現在の外交においても二正面作戦を実行しています。それは、『北朝鮮問題』と『イスラエル・イラン問題』の二つですが、超大国とはいえ、かつてのスーパーパワーを失ったアメリカに、二正面作戦はちと荷が重いのではないでしょうか?

『イスラエル・イラン問題』の方は、トランプ政権が『エルサレムをイスラエルの首都と認定』『イランの核合意離脱』という、パレスチナやイランの意向を完全に無視した外交政策を取ることになりました。これはパレスチナとイランを挑発し喧嘩を売っているようなもので、いつ何時、いや今すぐにでも中東戦争が勃発してもおかしくない状況となったわけです。アメリカは、100%イスラエル支持に回ったわけですから、中東戦争となればイスラエル支援として軍事行動に出ざるを得なくなるでしょう。(イスラエル単独でパレスチナとイラン相手に戦ったらたいしたものですが・・・)

という、緊迫した中東情勢であれば、『北朝鮮問題』では、アメリカは北朝鮮に対して融和策を取ることは目に見えています。現にポンペイオ国務長官などは「北朝鮮が完全に核放棄すれば、韓国を上回るような繁栄をもたらす支援を行うことができる」などと、大きなペロペロキャンディーをチラつかせていますが、この状況の裏で高笑いしているのは金正恩でしょう。

イスラエルとイランは40年来敵対関係にありましたが、現在はイスラエルとイランの中間に位置するシリアの内戦において代理戦争をしています。シリアの政府軍を支援しているのがイランと、そしてロシアですが、そのロシアが北朝鮮を密かに支援しているのも周知の事実です。

「トランプにノーベル平和賞を!」などと囃し立てられてニヤニヤしているトランプですが、調子に乗っているうちに気が付いたら、ロシアと中国、その子分のイラン・シリア・北朝鮮というやっかいな包囲網に囲まれてにっちもさっちも行かなくなっていた・・・、なんてことになりそうな気がするのですが・・・。日本はこんな世界情勢を見極めて、身の振り方をしっかりと決めないといけませんなぁ。


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