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ハイエンド競技用車椅子メーカーのこと

2007-11-05 14:06:34 | 経営
今日も気になるサイトの記事を紹介する。
NBonlineの記事「川口盛之助のニッポン的ものづくりの起源」「車椅子界のポルシェのカッコ良さ」http://business.nikkeibp.co.jp/article/tech/20071031/139206/
である。
ここで紹介されているのは千葉市にあるオーエックスエンジニアリングという競技用車椅子メーカー。
ハイエンド向け競技用車椅子で参入、将来のビジョンとしてハイエンドで培った技術を一般障害者向けセミカスタムの車椅子へ、その結果、身障者がアクティブになることを目指しているようである。
汎用品もオーエックスエンジニヤリングは製造しており価格は10万から50万という。このような企業があって少なくとも消費者から支持を得ているということは確実にこの市場はあることを意味している。

すでに障害者の市場ではこうような動きが出てきている。もう少しで高齢者の市場もアクティブな考えの消費者が出現するだろう。
その時の消費者の需要にこたえるケアが用意できるだろうか。いろんな準備をしないとこうした消費者の需要に答えらず、介護業界は信頼を失うことになるのではないかと思う。

その車椅子や戦略は記事を見ていただくとして、川口氏はあえて制度疲弊の話として車椅子は「保健補助の予算の枠組みで製造できるもの、また、4年ごとに買い換えるという制度になっていたので、車体の寿命が4年持てばいい、という考え」で設計されていた。「嫌味な言い方をすると『福祉の枠内で安かろう悪かろう、カッコ悪くても仕方なかろう品』的になるメカニズムがあった」と。

中長期的展望で介護事業を考える必要があるが、なかなか介護の現場からの発想では展望を持つことは難しい。
しっかりと現実を見、介護の常識にとらわれず、世間一般の発想と常識で見るとそれほど難しいことではないと思う。
コメント
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