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社会保障・制度と基礎研究

2007-11-03 11:17:08 | 提言
昨日の日経朝刊5面に「補正予算編成にからみ、高齢者医療費など健全化進まず」とあり同15面には「『着る』エアバッグ・高齢者の骨折防止」という記事が載っていた。

医療費や介護保険など社会保障費の制度についてあれほどの叡智を集め時間をかけて
議論をし、改定を行ってもいまだに解決の見通しが立たない。ということは制度の設計で対応しようとすることに限界があるのではないか。

またまた同じ日経紙面に制度の記事と技術確信の話が記載されていることに示唆がある気がする。

転倒で骨折し寝たきりになる。転倒の原因となる疾病に対する治療、骨折の治療、そして似たきりの介護とそれぞれ医療費や介護費用がかかり、その場面その場面で医療制度
、介護保険制度を利用するが、その運用や給付のあり方の議論ではすでに対応ができないレベルにまで拡大しているのであろう。
議論はより深め、転倒にいたる病理的解明を進める、骨折治療の進化(完成域かもしれない)、寝たきり状態からの脱出するケアの研究といった制度の周辺に議論の対象を持っていくべきではないだろうか。

こうした議論は総務省や厚生労働省の個々の対応では対処の外に置かれるだろう、ゆえ、たとえば少子高齢担当大臣といった特命大臣に社会保障費担当の大臣で職掌、制度のみならず基礎研究、技術開発と予算処置、そしてあ制度の議論を行わないとこれ以上の社会保障費の適正化は望み得ないと思う。
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