今野敏
主人公竜崎の周りで発生する4件の事件と難題。
彼らしく、落ち着いて淡々とこなして行く様が気持ちいい👍
『本当に優秀な人間と言うのは、自分を過信しない。
周囲の人間の助けを借りることも必要であることを、よく心得ているものだ』
『「あんた一体何者だ」
「大森所の署長です。」
「ただの所轄の署長じゃないだろ。」
「ただの所轄の所長ですよ」』
『「また連絡する」
「前向きな連絡ならお待ちしています」
「もう一度名前を聞かせてくれ」
「竜崎です」』
『できないことをやろうとするからうろたえるのだ。できることをちゃんとやればいいだけだ』
『「乗り掛かった船だろう協力してくれ」「俺はお前の船なんかに乗りかかってもいない」』
『竜崎は一人一人名前を呼んで、
返事をしたものの顔を覚えようとした。
名前と人相を覚えるのは、
ホステスと警察官に求められる資質だと誰かが言ったことがある。
おそらくヤクザもそうだと、竜崎は思っていた』
『「結論が出ているのか?」
話し合って結論を出すの。」
そういう言い方をするときは、大抵結論が出ているものだ」』
と、あげだせばキリがないんだけど、
周りから変人とか唐変木といわれている竜崎の原理原則を貫き通す強さが素敵 💕